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コラムバックナンバー 弊社の社員が木材についての記事を書いてまいります

第788 話 「寒緋桜」 第789話 「改元と乾門」
第786 話 「花粉の技術の力で」 第787話 「見慣れた材」
第784 話 「ありがとう新木場駅」 第785話 「梅の花が増えてきた」
第782 話 「職人の道具」 第783話 「実験、木は水に浮くか沈むか」
第780 話 「木製食器」 第781話 「地震とダイニングテーブル」
第778話 「優雅な暮らし」 第779話 「合板とオリンピックと」
第776話 「祝2連覇」 第777話 「富士山初詣」

15.04.2019「改元と乾門」
新年号「令和」に決定いたしましたね。
梅の開花とともに訪れた春への喜びをうたった部分、万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文から引用したと出典について説明されていました。
令和までの元号に使用された漢字は73文字あるそうで、最も多いのが「永」で29回。
読みやすく書きやすい文字に決める傾向があるようで、使用数は思っていてよりも少ない数だなという印象でした。
鳥や亀など、生き物系の漢字が使われている元号はありますが、木・樹・土・梅・桜など、自然系の漢字が使われているのは、調べたところございませんでした。

週末、皇居の乾門通りの桜を見に行きました。
丸の内側の坂下門から日本武道館側の乾門までの、沿道約800メートルに咲く桜を楽しみました。
乾門通りの一般公開は天皇陛下の傘寿を記念して、2014年春に始まったそうです。
新しい年号になっても引き続き開放して欲しいと思います。
31種105本の綺麗な桜が見ることができます。
写真は宮内庁前で撮りました、坂下門を入ると直ぐの所にあります。(文:山ちゃん)
08.04.2019「寒緋桜」
先々週、目黒のかむろ坂を通る機会がありました。
そのときには、まだソメイヨシノは咲いていませんでしたが、寒緋桜とおぼしき桜は咲いていました。
寒緋桜は、その名の通り桜の一種で、沖縄や台湾、中国南部に自生しています。
濃いピンク色が特徴で、東京では3月の上旬には咲くこともあるようです。
沖縄や中国南部では、旧正月の元日(2月)に咲くため「元日桜」ともよばれ、沖縄では桜といえばこの種類をさすとか。
またソメイヨシノと異なり、寒緋桜は実ができます。
人によっては、それを使ってジャムにする人もいるようです。
市販されているサクランボの実よりも少しすっぱめの実が、むしろジャムにするのに向いていそうですね。
先週末に、お花見にでかけたかたも多いかと思います。
私も、今年のお花見はどこへいこうかと思案中です。(文:ドサンコ)

参考文献:世界大百科事典 平凡社
01.04.2019「見慣れた材」
知人の家を訪れた時の写真です。
敷地内に親子別に2棟家が建っているのですが、親の住居をリフォーム中でした。
いいですね。
現場を見学させていただきました。
すると見慣れた材が!
天上と床にはカラ松合板、壁にはOSBポーランドを使っていました。
梁は集成材で、スプルースを使用していました。
声をかけてくれればうちから材料を提供できたのに…。
知人曰く、工務店にリフォームを頼んだので材料も任せていたと…。
最近は材料をお施主様が指定し、直接当店にご注文していただくといったケースが増えています。
工務店にとっては、面倒なケースかもしれませんが、彼らが扱っていない材料や、同じ材料でも厚みやサイズのバリエーションも多いのですし、単価もお安いかもしれません。
「今度、リフォームする際は声かけるよ」と言ってくれました。(文:兄貴6)
25.03.2019「花粉を技術の力で」
季節はスギ花粉のピークが過ぎ、ヒノキの花粉が飛び始める頃ですね。
花粉症を患っている方たちにはお見舞い申し上げます。
花粉症で大変な思いをされている方に朗報です。
先日、通勤途中の車のラジオから「花粉症対策杉」の話題が流れてきました。
気になって調べてみました。
林野庁では花粉症対策として「3本の斧」と銘打ち推進しています。
どこかで聞いたような逸話みたいですね…
第一の斧は「伐って利用します」。
文字通り花粉を大量に飛散させるスギ人工林を伐採し、木材として利用する取り組みです。
第二の斧は「植え替えます」。
花粉の少ない苗木等による植え替えや、広葉樹の苗木に変えるという取り組みです。
第三の斧は「出させません」。
スギ花粉の発生を抑える技術の実用化を図りますという取り組みです。
このような三つの政策が行われていることはご存知でしたか?
私が特に感心したのは第三の斧で、菌類を活用した薬が開発されているとのことでした。
その菌はスギの雄花だけを枯死させるので花粉の飛散を抑制できて、それが生長には影響しないということ。
この菌を発見した人はすごいなぁなんて思いました。
今後効果を発揮してスギ花粉が飛ばない日がくるといいですね。
ちなみにスギだけが悪者のようになっていますが、原因はスギだけではないことも知っていてほしいなとも思います。(文:ゴン)
18.03.2019「梅の花が増えてきた」
今年も実家の梅の木に花が咲きました。
以前は開花の時期になってもあまり花が咲かなかったのですが、木の周りに腐葉土を蒔き、ミミズを増やし、硬かった土を柔らかくしたり、強剪定をして樹勢を整へてきました。
そのためか、少しずつ花が増えてきました。
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」という言葉があります。
梅は成長の早い木で、枝が上に向かってポンポン生えてきます。
その為、剪定が大事になります。
今までは適当にやっていたのですが、今年は湯島天神の梅の木の剪定状態を見に行って学んできました。
湯島天神には久しぶりに行きましたが、受験の時期だったためにすごい量の絵馬が吊してありました。
子供の頑張りを応援する親の絵馬が多いようでしたが、ふと昔の我が子たちの受験を思い出し、胸がキュッとなりました。
各地の天神様には梅の木が植っていることが多いようですが、なぜだか調べてみましたら、御神体の菅原道真公が梅を好きだったからとか。
来年は今年より多くの梅の花を咲かしますぞ。(文:Akio)
11.03.2019「ありがとう新木場駅」
最近たまに地下鉄の一日乗車券を使って都内をウロウロしたりします。
目的なく電車に乗りたいだけ乗るっていいもんです。
特に東京メトロは都営と違って路線がたくさんあり、24時間乗れて600円と大変オトク。
先日もぷらっと出かけ、気が付くと初めて「新木場駅」に降り立っていました。
新木場はワタシたち木材業者にとってはいわば「聖地」のようなところです。
普段はトラックでグルグル走り回っていますが、「駅」に足をふみ入れたことはありませんでした。
有楽町線の階段前にこの立派なオブジェが。
もちろん初めてお目にかかりました。
ワタシがこの職業についたころは確か「新木場駅」はなかったハズ、と思い調べてみると開業は昭和63年、もうすでに30年以上経過しているんですねぇ。
当時は「あの新木場に電車が乗り入れるんだぁ。いったい誰が乗るんだろ?」などと思った記憶があります。
当初は新木場だけにもちろん木造の駅舎を予定していたそうですが、構造が3階建てになるというため断念したそうです。
また駅の中も改札内外や1階も含め多種多様ないろんなお店がたくさんできており、とても充実しておりました。
(昔は昼メシを調達するのも一苦労していたのですが)
かつて新木場は木材業のみの町でした。
どんどん空き地が増えて寂しくなっていった頃もありました。
しかし、今はいろんな業種の会社などが増え、とてもにぎやかな街になりつつあります。
新木場駅の1日の乗降客数も20万人近くになっているようです。
そのおかげもあり、ワタシたちの木材業も立ち直り始めていると思います。
「ありがとう、新木場駅、そしてこれからもよろしく」(文:正さん)
04.03.2019「実験、木は水に浮くか沈むか」
続いています、YouTube
今回で39回目のアップ。
目標の100回アップまで続けられるでしょうか?
乞うご期待。

今回は「実験:木は水に浮くか沈むか」です。
木にはいろんな種類があります。
見た目もいろいろだし、ニオイもいろいろだし、重さもいろいろです。
当然みなさんご存知のことだと思いますが、実際に実感することって少ないように思います。
そこで実験です。
動画で目で見て実感していただければ分かりやすいですし、見ていただくだけでうれしいです。

実験に使った木片は8種。
以下に一般的な比重を列記します。
タモ0.65 カバ0.65 カリン0.80 ラワン0.50
黒檀1.00 杉0.40 桧0.45 バルサ0.20

この数字を見るだけで水に浮くか沈むかは分かってしまいますが、印象に残るのはやっぱり動画。
ぜひご覧ください。YouTube(文:木材バカ四代)
25.02.2019「職人の道具」
先日お客様に、抜型用のシナ合板と木ハンマーを配達しました。
そこで、久しぶりに普段は多忙でなかなかお会いできないその会社の社長様に偶然会うことができました。
私が配達で持っていた木ハンマーをその社長が見て、「そうそうこれこれ、この木ハンマー
が硬くてすごく良いんだよ。いい木材だよね」と絶賛してくださいました。
当社の木ハンマーは樫でできています。
抜型は刃物に向けて叩くので、刃物を傷めない木製のハンマーが使われています。
樫材は硬くて粘りもあり強度もあり、割れにくいなどの耐久性に優れているので、社長のおっしゃる通りハンマーに向いている材質です。
木偏に堅いと書くほどです。
日本の自生木なので、昔から防風林としての役割も果たしています。
また、常緑樹であることや硬い木であることから、他の樹木に比べて燃えづらいということで、防火林としても有効です。

職人さんがいつも使う商売道具で、適正な材質の木材を提供でき、感謝されるということは、木材の販売店として最高にうれしいことです。
社長様の一言で、その日一日嬉しい気分で仕事することができました。
本当にありがとうございます。(文:くりすけ)
18.02.2019「地震とダイニングテーブル」
築年数が古い木造家屋の我が家は、床や建具の具合が悪くなってきており、大きな地震がきたら壊滅してしまうのではないかと不安がつのります。
大規模な修繕をする予算も無いので、地震の時に身の安全を確保できるような丈夫なダイニングテーブルを買いたいと思っております。
年に一度、昔働いていた洋菓子店へ買い物にいく用事があり、その帰りにアンティーク家具や照明、建具等を扱っているカフェへ行くのを楽しみにしています。
昨年目にしたダイニングテーブルがとても素敵だったので、もしかしたらあるかなと少し期待をして向かいました。
海外製品のアンティーク家具は大量生産の家具と比べると二桁お高いのですが、一点物だという魅力があります。
そのカフェでは、商品であるテーブルや椅子に座って食事ができるようになっていて、値札が付いています。
確認すると本当びっくりします。
でも昨年目にしたテーブルは残念ながらありませんでした。
控えめに輝くシャンデリアや、彫り細工の綺麗な食器棚にステンドグラスの扉。
メンテナンスが良いので、椅子もテーブルも飴色に艶がよく光っています。
とても豊かな空間で癒されます。

とある日本の高級家具メーカーのアウトレット品を二割ほど安く購入できるという情報を友人から聞きました。
見るだけは無料なので、下見に行こうかなと思っています。(文:山ちゃん)
12.02.2019「木製食器」
グレゴリウス暦の年末までに大掃除が終らなかったので、旧暦の年末までにはとがんばって掃除をしました。
そのときに、木製(アカシア)のボールを出してみたところ、うっすらとカビが生えていました。
あわてて対処しました。
まず木目に沿ってやすり(目の細かいもの)をかけます。
その後に、食品衛生法に適合した木工用塗料を塗ると良いのですが、木工用の塗料が手元になかったのでオリーブオイルで代用しました。
これで上手くいったのかはまだ分かりません。
木の中までカビがひそんでいることもあるそうなので、風通しが良く、乾燥したところに置いて様子を見つづけています。
木製の食器は、手入れの手間はかかるかもしれませんが、手触りもよく、見た目も優しいので、今後も使い続けたいと思います。(文:ドサンコ)
04.02.2019「合板とオリンピックと」
弊社に来てくださったとある営業さんに聞いた話です。
新木場に新しく美術館が建てられると。
弊社でも取り扱っているホワイトバーチ合板を大量に使用する事が決まったと。
芸術関係に疎い私ですが、完成したら必ず見に行こうと決めています。
さらにもう1件。
こちらも弊社で取り扱っている合板、シナ合板〇〇芯。
東京オリンピック競技種目にもなったスポーツの施設建設に使用されました。
その種目はボルダリングです。
使用できるかどうかの試験に見事合格。
何と500枚ほど販売したそうです。
弊社でも取り扱っているのに…。
もっと頑張らねばいけない!
この話を聞き、色々なところで合板の需要があると思い知らされました。
東京オリンピックでも使用してくれたら嬉しいかぎりです。
シナ合板〇〇芯の中身は秘密です。
ボルダリングに使ってみたいと思った方は弊社にお問合せください。(文:兄貴6)
28.01.2019「優雅な暮らし」
先日何気なくテレビをつけていたら、聞こえてきた言葉に耳がピクピクしました。
「チーク」と「ウォルナット」という言葉が聞こえたからです。
皆さんは何の言葉かお分かりになりますか?
木に興味がある方は理解できると思いますが、これは木の固有名詞です。
今度はよく注意してテレビを見ていたら、某住宅メーカーのコマーシャルでした。
「いい木と住むこと」というキャッチコピーのCM。
リビングのチークの床に直に寝そべる女優さん。
ウォルナットで造られた書斎で読書にふける男優さん。
なんて、優雅な暮らしでうらやましくなります。
こんな高級な銘木に包まれた暮らしが出来たらいいなあと思わせるコマーシャルです。
世間では安いものがもてはやされるような風潮ですが、あえて高級な木を推してきているところに気概を感じますし、グローバルな会社だからこそできるのだろうなと思います。

ちなみにチークはクマツヅラ科の落葉性広葉樹の総称で、アジアの熱帯モンスーン気候に分布しています。
材質は堅く伸縮率が小さく水に強いため船舶にも使われています。
また、ウォルナットはクルミ科の落葉広葉樹でアメリカの東部やカナダに分布しています。
材質は重硬で狂いも少ない木です。
日本ではオニグルミが属します。(文:ゴン)
21.01.2019「富士山初詣」
年初め、静岡県の富士宮の富士山本宮浅間(せんげん)大社に初詣に行って来ました。
本年も富士山に登りたいので、その安全祈願と、商売繁盛、家内安全を祈願しました。
浅間大社は全国に約1300社ある浅間神社の総本宮で、富士山世界遺産の構成遺産の1つです。
当社の近くにも浅草富士浅間神社、入谷の小野照崎神社にある富士塚(浅間神社)があり、富士山の山開きの日は人が出てにぎやかです。
浅間大社の近くにはもう一つ訪れたい処がありました。
静岡県富士山世界遺産センターです。
「紙の建築」等で有名な坂茂(ばん しげる)さんが設計した、建物の壁面に桧の角材を逆円すい形に木格子状に組んだ意匠(逆さ富士山)が印象的な建物です。
地元の「富士ひのき」を12p角に製材、加工をして使用しています。
よく見ると少しずつ格子の形が異なり、三次元に変化しています。
ものすごく大変な加工と施工だっただろうと思い、しばらく見惚れていました。
開館から1年足らずなので桧の香りも感じられ、富士登山をしているような展示も見やすく、展望ホールからは富士山が全開で見えます。
この夏、体調を整え再度、富士山に登るぞ!(文:Akio)
15.01.2019「祝2連覇」
はて、何のことだろう?
と、お思いの方にご説明いたします。
今、お読みいただいているこの「コラム」は、ほぼ毎週更新されておりますが、実は社長以下社員全員で持ち回りで書いております。
全員と申しましても現在では8人しかおりませんので、ほぼ二ヶ月に一度まわってきます。
「なんだ、二ヶ月に1回か。大したことないじゃん」と、お思いのあなた。
やってみてください。
「なんだ、もうまたオレの番かよ!」ってくらいあっという間にまわってきますから。
ワタシの場合はさらに「ネタ」が浮かぶまでがホントに大変で、締め切り間際はいつもあたふたしております。
始めた最初のころはネタがゴロゴロ転がっておりました。
しかしもうこのコラムも10年以上継続しておりますので、なかなか目新しいネタに出会うことが少なくなってきております。
さらにネタが決まってからもスラスラ書けないのです。
何度も読み返し修正を繰り返し、たったこの程度の文章でも書きあがるまでたいてい2〜3時間は要します。
元々、国語力が弱くこれまで本もほとんど読んでこなかった結果でしょうけど。

そんなこの当コラムですが、実は毎年暮れにその年の「最優秀コラム」を選んで表彰するという催しがあります。
その「コラム王」に、なんとこのワタシが一昨年に続き昨年も選ばれたのです!
ちなみにその作品は「ブナ合板」です。
ホント、この拙い文章と内容でお恥ずかしい限りです。
ですが、受賞したからには今年もこの老いた脳をフル回転し、3連覇目指しがんばっていきたいと思います。
みなさん、今年も当コラムとお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。(文:正さん)