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コラムバックナンバー 弊社の社員が木材についての記事を書いてまいります

第836話 「カスタネットと栗」 第837話 「」
第834話 「JAS構造材を使おう」 第835話 「PCB」
第832話 「コロナにカツ」 第833話 「梅の実」
第830話 「色付きMDF」 第831話 「新商品の条件」
第828話 「最後の屋久杉」 第829話 「職人が作るメダルケース」
第826話 「木で作った車」 第827話 「花梨とカリン」
第824話 「寒くても暖まる旭川駅」 第825話 「あれから25年」

30.03.2020「カスタネットと栗」
楽器にあまり縁のない人でも、カスタネットには触れたことのある人は多いのではないでしょうか?
実は、カスタネットの語源は、栗を表すカスターニャというスペイン語が語源とされています。
形がイカグリが割れたような形をしていたからとも、大昔に栗の木で作られていたからとも言われています。
そもそもカスタネットは、スペインの民族楽器であり、その種類はたくさんあります。
皆さんご存知のフラメンコでも使われますね。
栗は硬く重い性質を持っているので、カスタネットなどの楽器としても使われてきましたが、大昔から建物の柱や土台などにも使われていました。
縄文時代のものとされている三内丸山遺跡にある6本の柱も栗の木なのだそうです。
栗の木を使ったカスタネットをきっかけに、木に触れてみてはいかがでしょうか。(文:ドサンコ)
23.03.2020「PCB」
お客様より合板のPCBの証明書はありますか…というお問合せがありました。
初めて聞く証明書で、さっぱり分かりませんでした…。
調べてみたら、ポリ塩化ビフェニルの略称で人工的に作られた主に油状の化学物質でした。
合板にはもちろん含まれてない化学物質です。
今後、色々な証明書が必要になるのでしょうか?
これまでもMSDS、ROHS,欧州REACH、産地証明書、森林認証制度証明書、合法木材証明書などのお問合せはありました。
証明書があるものに対しては、もちろんお客様にご提出しています。
合板は木と接着剤で構成されています。
木は自然のものなので、問題のないものだということは歴史が証明してくれています。
接着剤は尿素、水、小麦、などを混ぜて作っていて、化学物質も入っています。
入っていないということを証明することはできませんよ…(文:兄貴6)
16.03.2020「JAS構造材を使おう」
最近カーラジオから全国木材組合連合会の提供による「JAS構造材」についてのコマーシャルが流れています。
最初に聞いた時にはこのようなコマーシャルが流れるなんて驚いてしまいました。
全木連って、コマーシャルを出せるほどお金があるんだ…(苦笑)。
それに、JAS材を使おうなんていうコマーシャルを聞いて、よし使おうなんて思う人いるのかな…(苦笑)。
JASは、Japanese Agricultural Standardsのことで、農林水産省がつくる日本農林規格のことです。
JAS構造材とは、JAS規格制度によって木材の品質・性能・大きさ・形状が基準をクリアされていて、このJASマークがついている木製品は厳格な審査・管理によって安定した品質・性能を保っていることが証明されています。
現在このJAS構造材利用拡大事業が行われています。
構造部材にJAS構造材を活用する非住宅建築物に対して、構造材の調達費の一部が助成されという事業です。
目的としては、これまで木材利用が少なかった住宅ではない分野でも積極的に使用してもらい、格付実績を引き上げて流通量を拡大することだそうです。
構造材は見えない部分なので認知されにくいですが、コマーシャルによって認知度が上がるといいですね。
ちなみに弊社で扱う構造材は当然JASマークがついているので安心してご使用ください。(文:ゴン)
09.03.2020「梅の実」
先日、熱海に梅を見に行きましたが、暖冬のためか花は終わっていました。
今、湯島天神の梅は咲き誇っているので、熱海は東京よりだいぶ暖かいのでしょう。
梅の木は中国が原産国で、奈良時代に日本に入ってきたようです。
令和の元号は、万葉集の梅の花を謡った文言から引用されたのは有名ですね。
『初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす』
また、梅の実(梅干し)は漢方の薬として使用されていました。
梅の木には、花を楽しむ木と、花も実もなる木があるそうです。
実家の梅の木は、花は少ないですが実がなります。
(何の種類だか不明です)
3月末になると花も終わり、青緑の実が沢山なります。
今年は梅の実を収穫して梅干しを作ろうかな。
梅干しの殺菌作用を期待して、コロナウィルスに備えましょう!(文:Akio)
02.03.2020「コロナにカツ」     
最近テレビをつければ、ほぼ毎日「コロナ、コロナ」の連呼が耳にひびいてきます。
いったいいつになったら終息に向かうのか、非常に気になるところです。
非常に気になると言えば、人的被害ももちろんですが、その社会的経済的な影響もかなり気になりますよね。
特にひどいのが観光関連産業でしょうか。
東京は街中から外国人観光客の方々がかなり少なくなってしまいました。
当然ですが、それに伴い大型バスも急に少なくなりました。
また展示会やマラソン大会、はたまた卒業式までいろいろな催し物が中止になったり、食品や部品などが輸入できずに大変悩まされているお店や企業もたくさんあるようです。
立ち入りや往来がこれだけ制限されると本当に厳しいですよね。
弊社もやはり一部の合板の材料は中国からの輸入に頼っているものもあり、現在入荷のメドが全く立っていない材料もあります。
今はまだ代替え品でなんとかやりくりできておりますが、これがこの先数カ月も続くと完全に干からびてしまいそうです。
ただ、現在最も怖いのはウイルスよりも、人々の風評や行動ではないでしょうか?
一部の方々が、いささか過剰に反応しすぎているような気もします。
封鎖解除を決めるのも人間ですから、過剰な反応はそれをより遅らせてしまうことになりかねないと思います。  
私自身はウイルスよりも早くも花粉に体が過激に反応してしまっております。
世界が一日も早く元通りになりますように。(文:正さん)
25.02.2020「新商品の条件」
当店エコモクで扱っている木質材料は、あまり新商品がでてきません。
(その代わり、すぐに廃盤になることも少ないですが…。)
私としては、定期的に新商品をご紹介していきたいと思っているので、少し物足りなさを感じています。
新商品新商品だと言っても、なんでもいいわけではもちろんありません。
私が「これいい!」と思ったもののみ、扱っています。
品質が安定していることや、価格が安定していることも重要です。
そして、配送のしやすさも重要です。
つまりサイズ。
全国にお送りしているため、長すぎたり重すぎたりすると、運送会社が運んでくれません。
近年、その条件がどんどん厳しくなっています。
販売単位も重要です。
できれば1枚からご注文いただけるようにと考えていますが、そうもいかないものがあります。
それが、これから紹介する新商品です。

カラーOSB(EU)です。
通常のOSB(EU)を塗装しちゃっただけなのですが、いかがでしょうか。
通常のOSB(EU)では物足りないとか、ちょっと個性を出したい方なんかにいいかと思っています。
詳しくはYoutubeをご覧ください。
残念ながらの4枚単位ですが、よろしくお願いします。(文:木材バカ四代)
17.02.2020「色付きMDF」
ここ最近、お問合せがまた増えてきている色付きMDF。
MDFとは木を細かくパウダー状してギュッと圧縮したボードなのですが、パウダーにした状態のときに接着剤と一緒に染料も混ぜたのが色付きMDFです。
既に沢山の家具や木工品に使われているMDFは身近に見ることができますが、この色付きMDFはなかなか見られない、あまり知られてないレアな材料だと思います。
この色付きMDFは原板サイズが1390ミリ×2070ミリと大きい寸法の為、カットしてお送りする場合が多いです。
先日、ロイヤル(濃い青)とカレー(黄色)をカットしました。
(その他、ブラックとベリーとテラとグレーがあります。)
原板サイズが大きいので、運ぶのがひとりだと重たくてなかなか大変。
加工する機械まで二人で運びました。
染料を混ぜて作っているので、カットしても断面木口が綺麗な仕上がりです。
厚みが10ミリ・19ミリだけなので、使用用途が少し限られてしまいますが、とても魅力ある材料だと思っています。
この材を使った何か面白い使い道がいろいろあると思うのですが、良いアイディアがございましたら是非教えてください。(文:くりすけ)
10.02.2020「職人が作るメダルケース」
オリンピック、パラリンピックまで半年を切りました。
そのパラリンピックで使われるメダルケースが、北海道東部津別町の木工所で製作されるそうです。
従業員20名程の地元家具メーカーながら、コンピューターで数値制御した機械加工と職人の手作業で技術力が高いという強みを持っておられます。
藍色のケースは直径12cm、厚さ6cmで北海道産のタモを使用。
粘り気がある丈夫な木材で、木目の美しさを生かした柔らかい風合いに仕上げられます。
行程では0.1mm単位まで調節した工作機械で木材を削ってメダルの収納部分などを形づくり、職人が手で感触を確かめながら研磨して仕上げます。
うまく塗装を乗せ、美しい木目を出すには人の手で磨く作業が欠かせないそうです。
なかでもこだわりは、見えないように蓋と本体に4カ所ずつ埋め込んだ磁石。
蓋を開けた状態で磁力を止め、ケースを立てて展示出来る仕様にしてあります。
ジャパンブルーならぬ、ジャパン藍!愛!…。
魅力と思いが詰まった大会にしたいですね。(文:山ちゃん)
03.02.2020「最後の屋久杉」
先月、池袋の東武百貨店を訪れた際に『日本の職人展』というイベントが開かれているのに出くわしました。
そこでは、国内での入札・販路が終了した屋久杉を使った工芸品の展示・販売が行われていました。
屋久杉の原木や、(高価すぎてとても手が出ませんが)屋久杉のベンチや、屋久杉のパターなどが販売されていました。
屋久杉は、みなさんご存じのように、世界自然遺産にも登録されている屋久島が原産の杉です。
樹齢千年以上のものを屋久杉と呼び、それ未満のものは「小杉」と呼ばれます。
栄養がとぼしい花崗岩でできた屋久島で育つ屋久杉は、とても成長が遅い木です。
普通の杉に比べてとても樹脂分が高いため、腐食に強いのが特徴です。
当然伐採は禁止されているのですが、1980年代に禁止される以前に伐採された切り株や幹などは、家具や工芸品として利用されています。
これらの屋久杉は、土埋木(どまいぼく)と呼ばれ、入札会で取引されていました。
約70年近く行われてきたその入札会も、昨年最後の開催が行われました。
そこで扱われていた「最後の原木」が、イベントで展示されていました。
成長が遅いため、屋久杉の木目は細かくなります。
その美しい木目は、たくさんの人たちを魅了しています。
入札会は終わりましたが、屋久杉を使った家具や工芸品は、今後も長く残り続けることでしょう。(文:ドサンコ)

参考
独立行政法人 材木育種センター
東京スポーツ 
27.01.2020「花梨とカリン」
葉っぱも全て落ち、実がちらほら残って寒そうにたたずむ木。
かなり大きな実、それは花梨。
都会では滅多にお目にかかれないでしょう。
我が家の近くは緑地生産地域のため、秋から冬にかけ木の実を見ることができます。
喉に良いと飴などに使用されているのは皆さんご存知のこと。
幹は独特の模様を作りですので盆栽としても人気です。
盆栽では実もの盆栽の王様とも呼ばれています。
木材にもカリン材があります。
しかし、花梨とカリンは全く別物です。
花梨はバラ科、木材のカリンはマメ科です。
以外と同じ物と思っている人もいるのでは?(文:兄貴6)
20.01.2020「木で作った車」
木で作った車と聞いて、どのような車を思い浮かべますか?
内装に木を使った車でしょうか。
高級車の内装にはバーズアイメープルなどがよく使われています。
または幼児用のようなおもちゃの車をイメージする人が多いと思います。
まさか写真のようなかっこいいスポーツカーのボディが木で出来ているとは思いませんよね?
驚きました!
この車は2019年の東京モーターショーに環境省から発表・展示されていたコンセプトカーなのです。
木を使うといってもそのままの木ではなく「セルロースナノファイバー」と呼ばれている新素材が使われています。
この素材は樹木など植物に含まれる非常に細い繊維のことで、髪の毛の数万分の一という細さで、特殊な薬品を使い密度を上げることで鉄の5倍の強度を持ちながら5分の1の重さの材料になるということです。
当然重量が軽くなると燃費は向上しますし、排気されるCO2も減少するということで環境にやさしいエコな素材としては最高だと思います。
この情報を知っていれば実際にモーターショーに行って見たかったし、早く実用化されて街中をセルロースナノファイバーで作った車が走っている姿が見たいものです。(文:ゴン)
14.01.2020「あれから25年」
今から25年前の1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災が起きました。
東京でも少し揺れましたが、たいした事ないかなと思いました。
しかし、刻々とテレビで流される映像を見て、言葉が出なくなりました。
阪神淡路大震災以降、建築基準法も耐震性が強化され、またボランティア活動が認知されてきたかと思います。
私は現地には行けませんでしたが、消防団に入りボランティア活動を始めました。
阪神淡路大震災では木造住宅の火災で多数の人が亡くなりました。
木材は280度ぐらいになると可燃性ガスを発生させ,火源が近くにあると燃えだします。
不燃薬剤を注入した不燃木材、準不燃木材、難燃木材がありますが、それぞれ20分後、10分後、5分後には燃えだします。
避難する時間を稼いでるということです。
火災時、木材表面は火炎を出しますが、中は炭化して酸素の供給を遮断し燃焼は止まります。
でも時間が経つと燃え尽きます。
先日の首里城大火災のように…。
先日テレビで首都圏直下型大震災の特集をやっていましたが、火災で多数の人(16000人)が亡くなると想定していました。
原因は地震後の通電火災で、感電ブレイカー等の設置で死者は9000人に減らすことができるそうです。
さらに消火器等での初期消火で、死者を800人に減らせるとか…。
初期消火には、日頃の町会等の防災訓練に参加して、防災力を付ける事が大事と放送していました。
消防団に入るのが一番良いと思います。
「消防団に入ろう!」(文:Akio)
06.01.2020「寒くても暖まる旭川駅」     
先日、北海道第2の都市旭川に行ってきました。
東京は晩秋の頃だったのですが、こちらはすでに冬真っ盛り。
気温はマイナス5℃、もうすでにひと雪降って路面は凍結しアイスバーン状態でした。
不慣れな私ですから、当然クルマはツルンツルンとスリップしまくり。
それでも慎重にゆっくり運転し普段の倍ほどの時間を要しましたが、目的地である合板工場に何とか無事到着したころにはもう日が暮れておりました。
翌朝、電車移動のため旭川駅に着いてビックリ。
何年か前に建て直されたこの駅は天井や壁などに木材がふんだんに使われており、元々木の温もりがたっぷり味わえる駅でしたが、その後も構内のあちらこちらで巨大な木のオブジェに出会ったりするなど、訪れるたびに何か新しいものが増えていました。
そして今回はナント木製家具がこれまたあちこちいたるところに置かれていたのです。

旭川は言わずとしれた林業の町です。
弊社が日頃お世話になっている合板メーカーさんをはじめ、数々の製材工場、木工屋さん、家具屋さんなど木に携わる会社がたくさんあります。
そんな素敵な町を、駅を使って紹介していくなんていい取り組みですよね。
斬新なデザインのとてもかっこいいイスやテーブルなどがたくさん置かれており、人々がまるで自宅のリビングにいるかのように座ってくろいでおられました。
中には、小さなお子さんを連れた買い物帰りのご婦人や、勉強している学生さんもいたりして、駅に用はないけどちょっと寄ってみたと思えるような方々もおられました。
ようやく空席を見つけた私も腰掛けて、キヨスクで買ったサンドイッチをパクリとほおばり缶コーヒーをゴクリとやらせていただきました。
とても贅沢に感じたひと時でした。
次回は何が増えているか今から楽しみです。(文:正さん)