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コラムバックナンバー 弊社の社員が木材についての記事を書いてまいります

第903話 「リニューアル中です」 第904話 「」
第901話 「コーヒーの木」 第902話 「木製オリンピック」
第899話 「近未来」 第900話 「漆は接着剤」
第897話 「ユニクロ浅草店オープン」 第898話 「木製人工衛星」
第895話 「荷上げバイト」 第896話 「おかえりモネ」
第893話 「由緒正しい田中さん」 第894話 「お客様からのプレゼント」
第891話 「クビアカツヤカミキリ」 第892話 「コルク」
第889話 「ナニ食べてもウマい箸」 第890話 「図書館探訪」
第887話 「席替えしました」 第888話 「記念すべき888回コラム」
第885話 「マッサージ木」 第886話 「松ぼっくりのジャム」
第883話 「新築木造校舎」 第884話 「コンパネとタップダンス」
第881話 「エビも板もない」 第882話 「アロマテラピー」
第879話 「バットの木目」 第880話 「節目の記念年」
第877話 誕生月の木と誕生日の木 第878話 「木と神様」
第875話 「ひこばえ」 第876話 「間伐材有効利用例」

02.08.2021「リニューアル中です」     
と言っても、ホームページのリニューアルではありません。
「弊社の倉庫をショールーム化する」という一大プロジェクトへ向けた第一歩が始まったのです。
いや、いささか大袈裟でした。(笑)

かねてから弊社には「直接、商品を見てみたい」とおっしゃるお客様がたくさん来社されます。
ホームページには画像をのせておりますし、ハガキ大のサンプルもご希望のお客様にはお送りしております。
しかしながら、そんな小さな画像やサンプルではよくはわかりませんよね。
原板の全体的なイメージをつかみたい。
私もそう思います。
約900×約1800のサイズの板の表面を上から下まで見回して全く同じ表情なものは、ポリランバーコア合板くらいでしょう。
比較的差はないとされているシナ合板の表面でさえ、よく見ると木目や色味が違っております。
先日は、在庫の中で表面を見せてもらって選ばせて欲しいというお客様もおられました。
お客様の嗜好も一段と高まっていると感じます。
そういったことから、来社されるお客様に少しでもわかりやすくご覧いただけるよう、商品にタグをつけました。
目の前の商品がナニなのか、ご希望の商品はどこにあるのか、すぐにおわかりいただけるようにいたしました。
これからもどんどん改革して参ります。
皆様のお越しを社員全員でお待ちしております。(文:正さん)
26.07.2021「木製オリンピック」
コロナ禍でさらにウッドショックという、落ち着かない日々の木材業界です。
そんな中、東京オリンピックがついに始まりました。
本来であればものすごく盛り上がっているはず。
そして木材業界はさらに盛り上がっていたはずなのです。
なにせ、新国立競技場や有明体操競技場やオリンピックビレッジプラザやらがやたらと木材をつかってくれているからです。
 
ご存知、新国立競技場は47都道府県の杉やカラ松を2000平米分も使っています。
有明体操競技場では世界最大級の全長約90メートルのアーチを国産カラ松(北海道産、長野産)でつくりました。
外装には杉(秋田県、静岡県、鳥取県、徳島県、高知県、佐賀県、宮崎県)がたくさん使われています。
観客席は杉集成材(三重産)です。
オリンピックビレッジプラザでは全国63自治体から借り受けた木材が1300立法(4万本)も使われていて、「日本の木材活用リレー」と呼んでいるそうです。
早く見に行きたい。
日本の木の良さを世界中の人々に見ていただけるいいチャンスだったのに…。
佐久間木材は地味ですが、日本の木材の良さを発信し続けていきます。(文:木材バカ四代)
19.07.2021「コーヒーの木」
先日、家内が派遣で勤めていた某大手コーヒー販売会社の社員食堂に、その社長自ら寄贈したコーヒーの木が観葉植物として置いてあるという話を聞きました。
コーヒーの木が観葉植物で流通している事実を知り、ブラックで飲めないコーヒーの味の分からない私でさえ非常に興味を持ちました。
コーヒーの木が身近にあるってなかなか面白くないですか?
一般的に観葉植物として流通されているコーヒーの木は、アラビカコーヒーノキというそうです。
インスタントコーヒーの原料にもなるそうです。
上手く育てれば実がなって実際にコーヒー豆を収穫することも出来るということですね。。
ちなみにコーヒーノキの花言葉は「一緒に休みましょう」。
社員食堂などに置くのにぴったりですね。
我が家にはすでにドラセナが沢山いるので今回の購入は控えましたが、新居の贈り物などに検討してみたい商品です。(文:くりすけ)
12.07.2021「漆は接着剤」
漆はウルシ科の落葉木です。
塗料として使われることはよく知られていますが、接着剤としても使われます。
その歴史は古く、縄文時代前期の遺跡から漆塗りの串や容器が出土していることからも明らかです。
また伝説によると、ヤマトタケルが奈良の阿貴山で狩りをしているときに、大きなイノシシをしとめるため、その場にあった木の汁を塗った矢で仕留めました。
汁によって指が黒くなったため、部下にその汁を集めさせて持ち物にぬったところ、黒い光沢を放つようになり、これが漆塗りの始まりになったという話が伝わっているそうです。
ウルシは、ヒマラヤから東アジア全域に生えています。
漆塗り自体も、中国から東アジア全域に広まっていますが、日本で特に多彩な用途や技術が発達しました。
その理由は、漆が乾くのに必要な、ある程度の湿度が日本にあったためと考えられています。
ちなみに、漆と同じように昔から接着剤として使われてきた膠(にかわ)は、隣国中国で紀元前4000年前から使われてきたにもかかわらず、日本で使われるようになったのは7世紀ごろからのようです。
これは、膠の原料である獣肉を食べる習慣が無かったためのようです。
現地の風土や歴史になじんだものだと、やはり広まるのが早いのかもしれませんね。(文:ドサンコ)

参考
平凡社百科事典
宇陀市公式サイト 
日東電工ホームページ
05.07.2021「近未来」
日本でも2023年に木造高層マンションの着工が決まりました。
すごい事だと思っていました。
でもさらに驚くニュースが。
なんと、オランダで3Dプリンターで建てた家に人が住み始めたそうです。
ここまで技術が進んでいるのかと驚きました。
耐震、耐火の基準も満たしています。
工場でパーツを作り現場で組み立てるだけ。
機械ですから24時間休まず作業ができます。
家が完成するまでの期間も短くできます。
今までは難しく、コストも高くなってしまう曲線も自由自在にできるので設計の幅も広がります。
良い事ばかりに思えますが、住んでみた結果どうなるか、答えはまだ先です。
近未来、間違いなく3Dが主流になるのは確実な気が私はします。
3Dプリンター木造住宅ができたりして…。(文:兄貴6)
28.06.2021「木製人工衛星」
先日何気なくラジオを聴いていたら、興味をそそる話が聞こえてきました。
それは来年に、「木製」の人工衛星が打ち上げられるということでした。
早速調べてみると、その衛星は日本の企業と大学が共同で開発しているそうです。
近年の宇宙開発で沢山の衛星が打ち上げられ、「宇宙ゴミ」が問題になっています。
木製の人工衛星ですと、地球に戻る際に大気に有害物質を出してしまったり、破片を地上に降らせることもなく燃え尽きるということです。
今までの衛星は、上層大気に何年も漂う酸化アルミニウム粒子を発生させ、ゆくゆくは地球環境にも影響を及ぼすと懸念されているそうです。
開発されている衛星に何の樹種が使われているかは、企業秘密で公開されていないようです。
軽さが最優先でしょうか?
強度が最優先でしょうか?
国産材でしょうか?
合板でしょうか?
ちなみにフィンランドで進行中の木製人工衛星には当店でもおなじみのホワイトバーチ合板が使われるそうです。
いずれにしても宇宙の環境でも木が役に立ち、木が活躍することはなんとも喜ばしいことです。
このプロジェクトが成功して、何年か後にはどこかの星に木造住宅が建つなんてことがあれば…。
楽しい想像が膨らみます。(文:ゴン)
21.06.2021「ユニクロ浅草店オープン」
先日、六区の一角にユニクロの浅草店がオープンしました。
これまであった、浅草松屋店とROX店を統廃合した大型店で、浅草らしい店舗です。
実は当店の杉幅ハギ材が、のぼり旗の重石隠しに使われています。
製作したのはコラムの842話「木関車」で紹介した製材所です。
店前に展示販売していた木玩具を見て、飛び込みで依頼があったそうです。
作り直すこと8回。
30個受注され、塗装も自社でされました。
当店も杉幅ハギ材が大量に売れました。
オープン直前に店舗を見に行きましたが、外のテラスに等間隔にのぼり旗が立っており、その土台に納品した木鉢が使用されていました。
のぼり旗が植木鉢に植えられた植物のように感じられ、和みます。
通常、製材屋は我々のような材木屋等からの加工依頼がメインでしたが、木玩具を店先に出してからは、一般のお客さんが来て家具製作の依頼などがくるようになったそうです。
多少、困惑しているようですが、我々も勉強になります。(文:Akio)
14.06.2021「おかえりモネ」     
先月から始まったNHKの朝ドラ「おかえりモネ」を見られている方も多いかと思います。
このドラマは私の第二のふるさと宮城県を舞台に作られ、主人公モネが石巻市の上にある登米市の森林組合で働き始めるところから始まります。
当然ながら、木にまつわる話や森の中を歩くシーンなどが随所に出てきます。
実際、登米の森は非常によく整備されており、森林浴より一段階進んだ森林セラピーなども盛んに行われているそうです。
ドラマの中でも出てきましたが「ラフターヨガ」という、体を動かしながら声を出して笑う健康法があります。
ここ登米でも森林セラピーのひとつとして、これを取りいれて笑いながら森の中を歩いているそうです。
なんだか楽しそうですよね。
ちなみに、この登米の森は宮城県で唯一森林セラピー認定を受けており、さらにFSC森林認証も取得しています。
厳しい世界基準で管理し、組合として持続可能な森林経営に取り組んでいるそうです。
ドラマの中で、実在する樹齢300年のヒバの木を「この木はヒノキにはなれなかったけど、ちゃんとこうして誰かの役に立っているんだよ」という夏木マリさんのセリフはヒバ好きな私にはジーンときてしまいました。
残念ながら、主人公は森林組合に正式採用されたあと働きながら木のプロではなく、気象予報士を目指してしまいます。
でも天候の変わりやすい山の天気を予測できたらというシチュエーションで進行するようなので、まだまだたくさん森や木のお話が聞けるでしょう。
私など知らなかったことが次から次へと出てきそうです。
しっかり録画予約して毎晩見ようと思っています。  
みなさんもぜひ、見てみてください。(文:正さん)
07.06.2021「荷上げバイト」
木材は大きくて重い商品です。
そのため、輸送コストが結構かかってしまいます。
法人様宛か個人様宛かによって、お届け可能な運送会社が変わります。
また、お届け先の地域によっても変わります。
いろんなケースがあるので、都度都度でベストな方法を選んでいます。
宅配便でお届けできるサイズや重量の場合は玄関先までお届けしていますが、通常の運送会社でお届けする場合は、トラック上での荷渡しです。
数量が多い場合はお客様は結構大変ですよね。
当店から近いお届け先であったり、お得意様へは自社便でお届けします。
その時、数量が少ない場合は我々が玄関先までお届けすることももちろんありますが、建築現場ではよく荷上げのバイトを雇ってもらいます。
彼らの働きぶりを見ていると惚れ惚れします。
若くて細マッチョな若者が、テキパキと重くて大きい木材を軽々と持ち上げて運んでくれます。
写真はそんな荷上げの様子です。
パーチクルボードの厚20ミリ、600*1820サイズなので、1枚15キロ以上はありますね。
それを4枚持っているので60キロです。
人によっては6枚持つ人もいます。
昔は私も負けじと同じ枚数を運ぼうとしていましたが、現在ではトラックで現場に向かうだけで腰が痛くなる老体になってしまいました(苦笑)。
若いってすばらしいです。
若いだけで価値があるものですね。(文:木材バカ四代)
31.05.2021「お客様からのプレゼント」
先日、お世話になっている抜型業界のお客様から思いがけないお手製のプレゼントをいただきました。
某人気マンガに出てくる団体のエンブレムデザインをレーザーカットし、さらに当店のシナ合板を加工して作成したお手製スマートフォン(タブレット?)スタンドです。
そのお客様も私もお互いにその某マンガが面白いということで、以前会話が盛り上がったことを気に留めてくれていてくれてのサプライズプレゼントです。
非常にありがたく嬉しかったです。
エンブレム部分も細かく綺麗にレーザーカット加工されていて、手の込んでいるところだけでなく、土台の部分もアニメの世界を想像できるようなデザインになっていて、素晴らしい作品です。
レーザーカットした合板は当店のシナ合板ラワン芯とシナ合板ジェルトン芯。
抜型にも使われているこのシナ合板は、柔らかくてレーザーカットの引きムラも少なく、加工しやすいだけでなく、表面が白く平滑ですので、このようなデザインがはっきりと綺麗に仕上がりやすい合板です。

このマンガ、先日12年に及ぶ連載がついに完結したばかりなのですが、これをいただいたことによってまた読み直したくなりました(笑)。
N社様、プレゼントありがとうございました。(文:くりすけ)
24.05.2021「由緒正しいタナカさん」
ミャンマーでは、大昔からタナカさんが愛好されています。
誤解のないように申し上げておきますが、日本で一般的な苗字である田中さんとは関係がありません。
これは、ミャンマーで約2,000年前から使われている伝統的な化粧品のことです。
その名の通り、タナカという名前の木が原料になっています。
ミャンマー語でタナ(Thana)が汚れ、カ(Kha)が清潔という意味なのだとか。
効能は、日焼け止め、虫さされ、ニキビなど。
そのほかにも、実や根などは民間療法としてですが、医薬品としても使われています。
タナカの木は、ミカン科の一種で乾燥地帯に生える木です。
町中で、薪のように束で売られており、専用の石ですりつぶしてから使われます。
最近では、タナカの効用を科学的に研究する流れもあり、輸出も徐々に増えているようです。
もしかすると、日本でも人気が出るかもしれませんね。(文:ドサンコ)

参考
ジェトロ 
朝日新聞 
東洋経済オンライン 
17.05.2021「コルク」
ワインや日本酒や焼酎の栓で使われているコルク。
なぜか栓を抜いた時の独特の音がたまらなく好きです。
私はブドウが好きでないので、ワインを美味しいと感じたことがなく、飲みませんが…
コルクはもちろん、コルク樫の樹皮からつくられています。
寿命は樹齢200年以上と長く、樹皮を剥いでも9年後には再生され、樹皮がまた取れる優れものです。
樹皮を剥された木は二酸化炭素を通常の3〜5倍も吸収してくれるのです。
環境に優しい素晴らしい木ですね。
SDGsです。
世界各国で植林できるように品種改良できたらいいなと願っていますが、実際はほとんどポルトガル産です。
コルクは空気を含み、柔らかく、昔は救命胴着としても使われていたそうです。
すごい発想ですね。
ゴワゴワして着心地が悪いような気がしますが…
現在でも多種多様にコルクは使われています。
コルク製品のサンダルやカバンなどはありますが、コルク製品で全身コーディネートも可能ではないでしょうか?
可能ならば揃えてみたいです。(文:兄貴6)
10.05.2021「クビアカツヤカミキリ」
今回のお話は樹木好き人間にとって切なく悲しいお話です。
私の住んでいる埼玉県内において「クビアカツヤカミキリ」の被害が、2020年度は18市町村420カ所で確認され、19年度から約2倍に拡大したというニュースです。
このクビアカツヤカミキリという昆虫は、平成30年に外来生物法による「特定外来生物」に指定されており、幼虫は桜や桃の木に寄生して木の中を食べ荒らし、衰弱させ枯死させる危険性のある害虫です。
また成虫になると飛ぶために被害が広がっていると考えられています。
どのように日本に入り込んだかはわかりませんが、温暖化の影響なのか日本でも生きていけるようになっているのですね…

特定外来生物というワードは某テレビ番組でよく聞くので、耳慣れてしまいました。
怖い話です。
生き物に罪はなく生きていくためには仕方のないことかもしれないですが、もし見つけた場合は心を鬼にして駆除するしかありませんね。
先ほどの記事によると私の住まいのある近隣の市でも被害が確認されているので、近所の桜が被害にあわないことをお祈りするばかりです。(文:ゴン)
26.04.2021「図書館探訪」
コロナ禍の中、家に居る時間が増えました。
時間を持て余し、本を借りに図書館に行くことも多くなりました。
以前は座って読むスペースがありましたが、現在は撤去され、滞在時間が短くなりました。
また、図書館で不要になった本をリサイクルブックとして無償で配布しています。
雑誌のバックナンバーや絵本なども沢山出ています。
その他にも新刊本の展示コーナーがあり、図書館は見せる工夫をしています。
新刊本の棚の中に「木材大事典200」という本があり、思わず手にしました。
印刷技術が上ったのか、サンプル写真がとてもきれいで、実物の質感があります。
現在日本で流通している木材が多く掲載されており、デッキ材でよく仕入れている「イぺ」「セランガンバツー」も掲載されていました。
木材の解説も解りやすく勉強になり、読み物としてもおもしろいです。
巻末の資料には木場の木材流通が書かれており、全国の木材価格の標準を木場の流通システムが作ってきたと書かれています。
しかし現在、我々仲買や問屋の取扱量が落ち、残念ながら価格決定権がなくなりつつあります。
そして現在、コロナ禍による東南アジアの供給能力の低下と、中国市場の急回復によるコンテナ不足、船便不足によりラワン合板の薄物を中心とした品薄、価格高騰が続いています。
またアメリカ市場の活況化による2×4材を中心とした価格高騰も続いています。
そんなことを考えさせられる本ですが、材木屋はもちろん、設計屋さん、建築屋さんに是非手元に置いてもらいたい本です。(文:Akio)
19.04.2021「ナニ食べてもウマい箸」 
唐突ですが、みなさんはどんな「箸」使っていますか?
よく料理は器も大事で目で味わうといいますが、箸も握ったときのしっくり感や料理をガッチリつかんだ時の手ごたえ感等、おいしくいただく為のかなりの役割を担っていると思います。
箸使いが少々ヘタクソな私は、プラスチックの箸はツルツル滑ってしまうため大キライで、もう数十年「木製の箸」しか使っておりません。
今は数年前に青森で見つけた「ヒバ」の箸を使っておりますが、さすがに経年劣化でしみや反りが出てきており、握り方によっては大好きなラーメンがするすると逃げていくようになってしまっております。
どこかにステキな箸はないだろうかとあちこちキョロキョロしていたところ、とあるホームセンターで写真のセットを見つけ即買いした次第です。
ところが、買ってみて驚いたことに、「カリビア松」「槍木」「美州桜」「柚木」「柚檀」。
この5種類、みなさんはご存じですか?
私は聞いたことも見たこともなく、読み方も含めほとんどわからないのです。
長いこと木にたずさわる仕事につきながらなんともお恥ずかしい限りです。
おそらくは、世界各地から集まってきているのでしょう。
国が変われば、名称も変わりますしね。
気を取り直して早速握ってみました。
いやー、バッチリ、とっても癒されますわ。
こりゃあ、ナニ食べてもウマいわ、きっと。(文:正さん)
12.04.2021「記念すべき888回コラム」
縁起のいい数字です。
コラムを書き始めたのは今から19年前。
2002年(平成14年)1月31日でした。
19時頃、他のスタッフが帰社した後のオフィスで一人書いたことをよく覚えています。
「材木屋の在庫棚卸」という内容でした。
当初、手作りでホームページを作り、会社案内だけではつまらないので、何かやろうということで何となく始めたのがきっかけでした。
私のみで始めました。
次第にスタッフ全員を巻き込み、私と他スタッフとを交互にほぼ毎週更新するようになりました。
数年後には私はブログに毎週投稿するようになり、ホームページのコラムは毎週月曜日にスタッフが順番に投稿する現在のスタイルに。
「木」に関することなら何でも書いていいというゆるい設定です。
読んでくださる方々が少しでも木のことに関心を持ったり好きになってもらいたいという気持ちだけで続けています。
書くことにより、結果的に自分が木のことをより知るきっかけになったのはうれしい副次効果です。
あれからもうすぐ20年になろうとしています。
1000回が見えてきました!(文:木材バカ四代)
05.04.2021「席替えしました」
新入生・新社会人の皆様おめでとうございます。
新生活・コロナウィルス対策といろいろ大変なことも多いと思いますが、お互い頑張っていきましょう。
さてどうでもよい私事の話なのですが、先日会社で先輩のドサンコさんと席替えをしました。
自分のデスクから見た景色が今までと変わりましたが、その机自体も今までとは違います。
当店の机の天板はそれぞれ違う樹種の集成材が使われています。
10年以上使ってきた以前の机の集成材は、「ラバーウッド」ことゴム集成材。
今後はベイツガ集成材です。
米栂は流通量が多い輸入材。
豊富な大径木資源とそのリーズナブルな価格から、戦後の日本の建築材を支えてきた樹種のひとつでもあります。
加工性がよく針葉樹特有のヤニも少なく無臭であることから、使用する場所も選ばない優秀な材質。
少し柔らかい材質ですので、筆圧の強い私は気をつけないといけません。
ドサンコ先輩が大事に使ってきたこのベイツガの机をこれからも大事に使っていきたいと思います。(文:くりすけ)
29.03.2021「松ぼっくりのジャム」
その味が全く想像できないものがあります。
聞いたことのない食材を使った料理もそうですが、今回ご紹介するのは、誰もが知っているものを使用しているのにもかかわらずその味が想像できないものです。
それは、松ぼっくりのジャムです。
松ぼっくりなら、たいていの人はご存じかと思いますが、それを食べたことがある方は少ないかと思います。
なんとロシアで松ぼっくりは、食用として一般的に食べれられているそうです。
なんでもヴァレーニエというジャムにして各家庭で作られているそうです。
しかも使われるのは、食用というわけではない松を使用するようなのです。
ただ若い緑色の松ぼっくりなのだとか。
これらを、パンやケーキに使ったり、紅茶に入れて飲むそうです。
ここまで紹介しておいてなんなのですが、まったくその味が想像できません。
ネット通販などで日本でも購入できるのですが、味についての口コミがあまりなく、そもそもおいしいのか否か全くわかりません。
よく知っているけれども、あまりにその経験がないことについては、何も分からな過ぎて想像することも難しいのだと知りました。
どこかで試食できないものでしょうか。(文:ドサンコ)
22.03.2021「マッサージ木」
お手軽に持ち歩けるマッサージ器具を使っています。
台湾製ですが、先端部分と本体を繋ぐ部分だけゴムが使われ、それ以外は木でできています。
先端部分の丸い木がコロコロ動いて気持ち良いです。
プラスチックで出来ている物はコロコロ動かすと肌に痛みもあるのですが、木製は全くありません。
木の良さを体感できます。
たまに先端の丸い部分がぶつかり合って音がでます。
懐かしさを感じます。
何の音と似ているのか、すぐには思い出せなかったが判明。
小学生まで習っていたソロバンを弾く音に似ていました。
ソロバンも懐かしく弾きたい気分になりましたが、ソロバンは今は持っていないので弾く事は叶いません。
もしかしたら実家に取ってあるかも知れない?
実家に行ったら探してみようかな。(文:兄貴6)
15.03.2021「コンパネとタップダンス」
緊急事態宣言が延びましたが、そろそろ解除となるのでしょうか?
コロナで生活の制限もありますが、世の中の皆さんはどのように過ごされているのでしょうか?
私は7年くらい前からジャズダンス教室に通っており、先生がタップの先生でもあるので、声をかけていただきタップを始めることになって1年くらい経ちました。
なかなか上達しないものの、難しいながらも楽しさもあり何とか続けています。
スタジオでは、人数少なめ、換気、消毒、マスクをしてレッスンをしていますが、苦しくなるので少しずらしたりして、話をする時は戻します。
タップレッスンの時は床に板を敷きます。
先生は「コンパネ」とおっしゃっていましたが、今では私がそのコンパネを販売する立場になりました。
タップシューズは、つま先と踵に金具がついており、床を蹴ったり叩くような感じで音を出します。
足先だけで音を出そうとすると上手くいきません。
腿を使い、重心を上手く使うようです。
先輩達の上手なタップダンスを見ると、とても軽やかに踊っているように見えますが、実際はかなりハードです。
体力がないと厳しいですが、レッスンを続けることで体力がついたり、維持ができるのだと思います。
レッスンする度に、その敷いた板(コンパネ)は、タップシューズで削れて木くずが出ます。
シューズをぬいで歩いてしまうと靴下に木くずが沢山ついてしまいます。
ずいぶん長い間その板を使用していますが、だいぶ削れているものの、穴が開いたりすることもなく、先生が補修しながら長く使用しています。
コロナの影響で町のお祭りなどのイベントが無くなり、スタジオからの発表の場も、今は予定が無くなり、寂しいようなホッとしているようなところもありますが、レッスン時間も短縮などで、身体を動かす量は減り、少々物足りなさを感じています。
ステイホームなどで、一人で身体を動かすも悪くはないですが、やっぱり仲間の方達とおしゃべりしながら一緒に運動する楽しさは、一度知ってしまうとやめられません。
制限がありつつも細々とでも続けていけたらと思っています。
まだ時間がかかりそうですが、少しでも早く平穏で安心できる生活ができる日が来ることを祈っています。(文:案山子)
08.03.2021「新築木造校舎」
またまた木材好き人間にとって嬉しい記事を見つけました。
それは、校舎新築が木造に回帰しているとの記事でした。
記事によると、2019年度に新しく建築された校舎、屋内運動場など学校施設のうち22.6%は木造で、新築の学校施設に木造が占める割合は4年連続で2割を超えたそうです。
大変喜ばしいことですね。
特集されていた学校は茨城県の中学校で、木造平屋建ての校舎は1660立方メートルの県産のスギ、ヒノキ、クリなどが使われているそうです。
市の担当者は「県産材の活用と温かみのある校舎作りを目指した」と説明されていますが、そのとおりで素晴らしい取り組みだと思います。
こんな校舎で学べる子供たちがうらやましく思います。
また、最近大きな建物の木造が多いなと思っていたら、建築基準法が改正されたことによるものだと知りました。
今後も大規模な木造が建てられることを期待しております。(文:ゴン)
01.03.2021「アロマテラピー」
先日、本屋さんに行ったところ「やさしいアロマ生活」という分冊定期購買の雑誌が置いてありました。
この手の雑誌は創刊号が盛りだくさんで、値段も通常の半値以下です。
私はこの手の特別価格創刊号が大好きで、目に入ると必ず購入します。
鉄腕アトムやサンダーバード2号の一部が本棚を飾っています。
今回はラベンダーのアロマオイルが入っていました。
製造元のショップに行ったところ、世界中の草花、木材から抽出した何百種類のアロマオイルを販売していました。
最近は国内の木材を使用したアロマオイル、和製油が人気だそうです。
ヒノキ、スギ、ヒバ、クロモジ、クスノキ等があり、特にヒノキが一番人気です。
私も、ヒノキオイルの香りを拡散させるデイフェザーを購入しました。
寝る前に、安眠に効くヒノキの香りを拡散、その夜は朝まで熟睡できました。
今後、当社もアロマテラピーも研究して、体に良い木材を取り扱いたいと思います。(文:Akio)
22.02.2021「エビも板もない」
実は私、この数か月探しているものがあります。
ブラックタイガーという品種のエビです。
主にインドネシアなど東南アジアより輸入されており、そのプリップリッの身は非常に食感がよく、私の大好きなエビフライ調理時に欠かせないのです。
そのブラックタイガーが昨年より、値段が高騰し、近所のスーパーでは取り扱い中止になり、あちこち探しても見つからず、非常に悲しい思いをしております。
原因は、春節前の中国による爆買いによる品薄、さらに日本への船便及びコンテナの不足などのようです。
コンテナ不足に関しては、いち早くコロナが終息した中国から大量に輸出されている米国の輸出がコロナにより滞っているため、大量のコンテナが駐留されたままになっているそうです。
一方、こちらも同じくインドネシアから輸入している木材業界でも、昨年後半よりコンテナ船不足や現地の雨季や工場の操業停止などの影響もあり、輸入合板の品薄が非常に切迫した状況となってきております。
ラワン合板を中心に建築などに多用される通称コンパネと呼ばれる12ミリ厚の合板や、構造用合板、シナ合板ラワン芯などその影響は多品種に及びます。
弊社でもまだ在庫切れには至っておりませんが、この先この状態が続くとかなり心配です。
とにもかくにも一刻も早くコロナが終息し、世界経済が元通りに戻ることを切に願ってやみません。
早くブラックタイガーのエビフライが食べたいと願う今日この頃です…(文:正さん)
15.02.2021「節目の記念年」
今年は20年目の結婚記念日があります。
磁器婚式と言われているそうです。
恐らく妻は気付いていないと思います。
毎年、結婚記念日も忘れるぐらいですから。(苦笑)
そこで、サプライズプレゼントなんてやってみたい。
大丈夫です、妻は今までこのコラムを読んだことはありませんから、サプライズは成立します。(苦笑2)
木製の何かをプレゼントしたいな。
木製の何かをプレゼントする習慣って、みなさんないのではないかと思います。
材木屋でさえ、そんな習慣ってないですから。
出産祝いとか、小さいお子様用には木製玩具があり、当店のcomokuでも扱っています。
大人向けの何か定番になるようなものを当店で開発したいな…。

写真のような、木製指輪なんてどうでしょう。
木材と樹脂を合わせた手作りの指輪を発見しました。
樹脂の中身は写真のような花以外にもいろいろあるようです。
色もいろいろあります。
木の部分はウォールナットや黒檀やオークを使っています。
やはり硬い木ですね。
一点モノですし、自然を閉じ込めたようで、すごく気に入りました。
妻の指輪のサイズは分からないので、探り当てる必要がありますね。
いや、それよりも前に、果たして妻がこれを気に入ってくれるかが問題です。
好みがあるので、気に入ってもらえなかったら寂しいです。
どうしようかな…(文:木材バカ四代)
08.02.2021「バットの木目」
ステイホームの週末は、家でYouTubeを観ることが多い昨今です。
先日、若かりし現役時代の落合博満氏と清原和博氏が、ある番組で野球討論している動画を観ました。
気になったのは、落合氏が清原氏に「木のバットの使い方を知らないでしょ?」と木のバットの使い方に指摘したところ。
「木製バットにある木の柾目と板目を知っているかい?板目は柾目より強度がない。バットの芯の部分にあるメーカーのロゴマークは、板目に印字されているから、そこにボールを当てたらバットが折れるよ。バット宣伝の為に印字してあるんじゃないぞ」と落合氏。
木材には板目と柾目があります。
木を製材するときに、その箇所によって表面に現れる木の年輪の模様の違いによって呼び方が変わります。
まっすぐに伸びている木目のことを柾目と呼び、U字のように曲がっている木目のことを板目と呼びます。
調べてみると、アオダモなどの日本製バットは板目にロゴマークが印字されていました。

「いやー。この事実を草野球をやっていた数年前に知りたかったよー」と私が言うと、「あなたはバットの芯どころか、空振りばっかりでバットにすら当たってないでしょ」と、一緒に見ていた嫁に厳しい事実ツッコミを食らい、少し凹んで週末を過ごしました。(文:くりすけ)
01.02.2021「木と神さま」
以前、Youtubeでもご紹介しましたが、当店の神棚には、和歌山の伊太祁曽(いたきそ)神社に祀られている五十猛命(いたけるのみこと)のお札が置かれています。
こちらの神様は、日本書紀によると父の素戔嗚尊(すさのおのみこと)と新羅に渡り、そこからたくさんの樹種を持って出雲に移住し、全国に植樹をしたとされています。
こういった木にまつわる神話はお隣の中国にもあります。
山海経(さんがいきょう)という中国古代の地理書のなかに、東の海上に扶桑という巨大な木があるという記述があります。
この名前は、木の名前であるのみならず、地名としても使われるようになっていったようです。
これから転じて、中国から見て東にあるという国として、扶桑という名が日本の異称となったのだそうです。(文:ドサンコ)

参考:平凡社百科事典
25.01.2021「誕生月の木と誕生日の木」
私の誕生月の木はクルミ、2月です。
誰が決めたのかは分かりませんが、季節に合った木を誕生木としているようです。
ちなみに…1月マツ 2月クルミ 3月ヒノキ 4月サクラ 5月スギ 6月クス 7月トチ 8月ケヤキ 9月ホオ 10月クリ 11月イチョウ 12月モミ…です。
これとは別に日本植木協会が365日誕生日の木を選定しています。
私はナルヒラダケでした。
365日分の木を決めるのは苦労したと思います。
皆さんも誕生日の木を調べてみませんか?
http://www.recom-green.com/birthday.htm
誕生月の木を指輪にして販売している所もあります。
派手さは無いけど渋く、買って指につけても良いと思いました。
結婚指輪はもう何十年もつけていませんが…。
銀婚式は過ぎてしまいましたが、数年後の30周年に木の指輪をプレゼントするのも良いと考えています。(文:兄貴6)
18.01.2021「間伐材有効利用例」
前回私のコラムの記事で間伐材の有効利用について書きましたが、最近タイムリーなうれしい新聞記事を見つけてしまいました。
写真の通り西川材の間伐材が有効に利用されているという記事です。
西川材とは、その昔いかだを組んで江戸まで木材を運搬していたことから、西の川から送られてくる良質な木材として「西川材」と呼ぶようになったといわれています。
そして埼玉県の南西部の高麗川、名栗川、越部川流域を西川林業地と呼ぶようになったそうです。
さて、写真の記事では乾燥中の西川材を利用した「はしらベンチ」を飯能市内の公園や図書館など60カ所に87台設置しているそうです。
木材は山から切り出してもすぐに使えるわけではなく乾燥が必要です。
このベンチは乾燥させることはもちろんですが、西川材のよさPRもできて一石二鳥で約半年間乾燥させるそうです。
交換された木材は公園の遊歩道やフェンス、ストーブの薪などに加工されて最終的には土に戻すことを目的としているそうです。
まさに木は永遠の循環資材でありますね。
ほかの山の地域や生産者の皆さんも、このような取り組みを見つけ出して全国の山が健康でいられることを切に願っています。(文:ゴン)
12.01.2021「ひこばえ」
昨年、うちの会社は完全週休2日制になりました。
さらに、コロナ禍で家に居る時間が多くなり、本を読む機会が増えました。
新聞の書評を見て、重松清さんの「ひこばえ」を読みました。
小さい頃に出て行った父親の訃報が届き、おぼろげな記憶を元に、生前の父親の人生を作り上げていく物語でした。
「ひこばえ」とは、切り株や根元から生えてくる若芽のことで、太い幹に対して孫に見立てて「孫生(ひこばえ)」と言います。
隣家に枝がかかり過ぎ、春先に切り倒した実家のキンモクセイの切り株にも、「ひこばえ」が成長しています。
梅の木の根元にも生えてきますが、これは樹形を乱すので剪定しています。
杉や桧の針葉樹には「ひこばえ」はあまり出ないようですが、コナラなどはこれを利用して木炭に適した細い幹をつくっていたそうです。
昔の里山では伐採された後、ひこばえ(萌芽更新)によって里山が維持されていました。
さて、私の「ひこばえ達」はどのように成長するのかなあ。(文:Akio)