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コラムバックナンバー 弊社の社員が木材についての記事を書いてまいります

第877話 「」 第878話 「」
第875話 「ひこばえ」 第876話 「間伐材有効利用例」

18.01.2021「間伐材有効利用例」
前回私のコラムの記事で間伐材の有効利用について書きましたが、最近タイムリーなうれしい新聞記事を見つけてしまいました。
写真の通り西川材の間伐材が有効に利用されているという記事です。
西川材とは、その昔いかだを組んで江戸まで木材を運搬していたことから、西の川から送られてくる良質な木材として「西川材」と呼ぶようになったといわれています。
そして埼玉県の南西部の高麗川、名栗川、越部川流域を西川林業地と呼ぶようになったそうです。
さて、写真の記事では乾燥中の西川材を利用した「はしらベンチ」を飯能市内の公園や図書館など60カ所に87台設置しているそうです。
木材は山から切り出してもすぐに使えるわけではなく乾燥が必要です。
このベンチは乾燥させることはもちろんですが、西川材のよさPRもできて一石二鳥で約半年間乾燥させるそうです。
交換された木材は公園の遊歩道やフェンス、ストーブの薪などに加工されて最終的には土に戻すことを目的としているそうです。
まさに木は永遠の循環資材でありますね。
ほかの山の地域や生産者の皆さんも、このような取り組みを見つけ出して全国の山が健康でいられることを切に願っています。(文:ゴン)
12.01.2021「ひこばえ」
昨年、うちの会社は完全週休2日制になりました。
さらに、コロナ禍で家に居る時間が多くなり、本を読む機会が増えました。
新聞の書評を見て、重松清さんの「ひこばえ」を読みました。
小さい頃に出て行った父親の訃報が届き、おぼろげな記憶を元に、生前の父親の人生を作り上げていく物語でした。
「ひこばえ」とは、切り株や根元から生えてくる若芽のことで、太い幹に対して孫に見立てて「孫生(ひこばえ)」と言います。
隣家に枝がかかり過ぎ、春先に切り倒した実家のキンモクセイの切り株にも、「ひこばえ」が成長しています。
梅の木の根元にも生えてきますが、これは樹形を乱すので剪定しています。
杉や桧の針葉樹には「ひこばえ」はあまり出ないようですが、コナラなどはこれを利用して木炭に適した細い幹をつくっていたそうです。
昔の里山では伐採された後、ひこばえ(萌芽更新)によって里山が維持されていました。
さて、私の「ひこばえ達」はどのように成長するのかなあ。(文:Akio)