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第949話 | 「木材と楽器」 | 第950話 | 「木遣りと鳥越祭」 |
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第947話 | 「47分の4」 | 第948話 | 「木のつく地名」 |
第945話 | 「不安な気持ち」 | 第946話 | 「こえだちゃんと木のおうち」 |
第943話 | 「抜型メジャーデビュー」 | 第944話 | 「生け花」 |
第941話 | 「晩白柚(ばんぺいゆ)」 | 第942話 | 「木材業者登録証」 |
第939話 | 「明るくなったジム」 | 第940話 | 「御柱祭2022」 |
第937話 | 「木のストロー」 | 第938話 | 「伐木チャンピオンシップ」 |
第935話 | 「CLT本格活動開始」 | 第936話 | 「卵型薪ストーブ」 |
第933話 | 「林業な映画」 | 第934話 | 「シャッターアート完成」 |
第931話 | 「木り絵」 | 第932話 | 「カカオの木」 |
第929話 | 「合板もショック」 | 第930話 | 「ROOVY物語」 |
第927話 | 「外へ飛び出そう」 | 第928話 | 「第55回木材産業振興大会」 |
第925話 | 「がんばれ受験生」 | 第926話 | 「今年のテーマは…」 |

木遣りというと、威勢のいい町火消の方々に唄われる唄をイメージされるかと思いますが、本来は、読んで字のごとく木を遣り渡す(運ぶ)という意味です。
大木など運び出す時、その力を一つにまとめるための掛け声、合図として唄われたものでした。
林業家の労働歌といったところでしょうか。
近年では、鳶の方々に受け継がれ、神社の祭礼や建前の儀式など、おめでたい行事で歌われる祝儀の歌になりました。
聞き心地のいいメロディーといいましょうか、何とも幸せな気分になります。
日本人特有の感覚なのでしょうか?
外国の人にアンケートを取ってみたいです…。
さてこの木遣り、先日の鳥越祭でも聴かせてくれました。
日が落ちて本社神輿の提灯に火が入れられ、高張提灯がずらっと並ぶ中、粋な半纏を着た頭連中が声高らかに歌う木遣り。
すばらしいです。
本当に見に来ていただきたい。
今年の鳥越祭はコロナの影響で本社神輿を担ぐことができませんでした。
でもきっと来年は大丈夫。
そんな気にさせられる大祭でした。
鳥越神社の本社神輿は、千貫神輿と呼ばれるほどの大きな神輿です。
その大きな神輿を、当時から氏子のみでは持ち上げることができなかったと思われます。
そこで、力自慢の鳶の方々や、地元のやくざの方々の力を借りて本社神輿を町の隅々まで渡御させることができたのです。
やくざと言っても、現在のそれとは役割が違っていました。
怖い存在でもありましたが、いざという時に役に立つ存在だったのです。
いつしか金儲けの暴力集団になり、また警察の力が増し、地下に潜らざるを得ない存在になり、逆にチンピラがのさばるように…。
話がそれていってしまいました。
木遣りは我々材木屋とも繋がる、ぜひ聴いていただきたい唄なのです。(文:木材バカ四代)

先日、仲良くさせていただいているお客様から依頼を受けました。
「仕事ではなく個人的な趣味で使うのですが、楽器の材料を木材で探しているので協力してもらえますか?」
楽器の名前はカリンバといって、アフリカの楽器です。
カリンバは板の上に並んだ金属の棒を親指ではじいて演奏する楽器。
別名でハンドオルゴールともいわれていて、オルゴールのルーツだそうです。
探されている材料は音の響きに重要な土台の板の部分で、ご希望の木材は私が多く取り扱っている合板ではなく、無垢の木材。
(写真は以前につくられたカリンバ初心者キットによるもの)
音が響く硬めの材ということでブナ材をご提案。
厚みを5ミリに加工して納品。
喜んでいただけました。
板の材質によって大きく音質が変わる楽器カリンバ。
無垢のブナでつくられたカリンバがいったいどんな音を出すのか楽しみです。
(私が作るのではないけど…)
また、お客様はまだカリンバ製作においては勉強段階で、もっといろいろな木材で作ってみたいとおっしゃっていました。
そのやる気と向上心。
素晴らしいと思いました。
私も見習わなければ。(文:くりすけ)

日本でも毎年、さまざまな自然災害が発生します。
その際に、地名はその土地の歴史を伝えるものなので、重要だという意見があります。
たとえば、「さんずい」がつく漢字の地名は水にゆかりがあることが多いです。
今は整地されていたとしても、もともと湿地だったり、水害があったことが伝わっていることがあります。
では、木のつく地名はどうなのでしょうか。
たとえば六本木や代々木など、東京都内にもたくさん木のつく地名があります。
地名の由来は諸説あることが多いです。
古い地名については特にそうです。
六本木についていえば、この付近に松の大木が六本あったこと、または木偏の字が含まれる武家屋敷が六つあったことが由来とされています。
また、代々木については、代々このあたりに住んでいた村人がサイカチの木(マメ科の木)を育てていたこと、または現在の新宿御苑東門近くににモミの老大木があったことがその由来と伝えられています。
サンズイの地名と違って、あまり物騒な由来ではなさそうです。(文:ドサンコ)
参考
平凡社大百科事典
江戸東京博物館
渋谷区HP

47都道府県のうち、県名のどこかに「木」が付くのはたった4県のみ。
青森県、栃木県、山梨県、島根県です。
島根県は、木が由来で付いた県名ではないようです。
青森県は、港の近くに松が青々と生い茂る森があり、漁師が港に向かう時の目印になっていました。
その森を漁師たちが次第に青森と言うようになったのが由来だそうです。
栃木県は、トチの木が由来だと思いきや違いました。
天照皇大神を祀る社があり、その棟に十本の千木(装飾用の材)がついていたため、十の
千木でトチギと呼ばれ、栃木の漢字が当てられたそうです。
まあ、諸説あるようですが…。
山梨県は、ヤマナシの木が多いことから付いたというのが通説です。
奈良時代から山梨郡と呼ばれていました。
その他、「山が成す」や、「山が無し」が起源だという説もあります。
47都道府県のうち、「木」が由来で名前が確実についた県は青森県だけのようです。
市町区村で調べたら、いったいどれだけ「木」が由来の場所があるのでしょうか?
時間はかなり掛かりますが、調べるのも楽しいかもしれません。(文:兄貴6)

皆さんは「こえだちゃんと木のおうち」をご存じですか?
1977年7月に誕生したタカラトミー(当時:タカラ)のミニドールつきハウス玩具シリーズです。
最初に発売されたのはシンボル商品となる、木の形をしたハウス玩具「こえだちゃんと木のおうち」でした。
絵本の世界から飛び出してきたようなかわいらしい見た目と、木のおうちにエレベーターなどの楽しい仕掛けが当時の女の子たちの間で大ヒットし、絵本や文房具などの周辺商品も多数登場しました。
当時TVの子ども向け番組のみならず、これでもか?!ってぐらいCMが流れ、女の子たちの憧れのおもちゃだったんです。
でも今の時代と違って何千円もする大型のおもちゃなんか気軽に買ってはもらえない時代。
そうは言っても「めちゃくちゃ欲しい!」って気持ちを捨てきれず、自分で図工の時間に画用紙でニセモノの木のおうちを作ったのを覚えています(;^ω^)。
ホンモノの木のおうちでは、屋根のボタンを押すと木の枝の部分が上に開いてお家になる…という仕掛けがスゴすぎました。
その後、木のおうちのおもちゃは、お庭とテラスが追加されたり、すべり台が追加されたり、10個のお部屋が一気に飛び出すボタンがついたとか、最近では木のおうちは3階建てになり、エレベーターが電動で動くようになったり、と時代と共に進化してるんだとか。
スゴい!!こんなおうちに住んでみたい!!
木のおうちは、男子にとってのトムソーヤーの冒険のツリーハウスと共に、今も昔も「永遠の夢」なんです。(文:まるこんぶ)

最近、世界では暗いニュースが多く不安な気持ちになりますね。
コロナウイルスも収束する気配が見えず、中国の都市封鎖の影響で生産や物流に支障が出てきています。
また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で多くの命が奪われ、原油価格は高騰し、それに伴いいろいろな物価が上がり家計が圧迫されています。
そのロシアに対する制裁措置の中で、我々木材業界にも影響が出ています。
ロシア産カラマツが輸入禁止措置の取られたことはご存じでしょうか?
今回の制裁で輸入禁止措置が取られたのは38品目。
金額にすると約160億円分で、そのうちの約100億円分が木材関係を占めています。
全体からすると大した金額ではないですが、ロシア産カラマツは他の地域の材に比べて密度が高く強度も高いです。
国産のカラ松に代替が進んでいますが、その国産カラ松を奪い合って価格が高騰している状況です。
今後、制裁措置の期間が長引けば、価格はさらに需要と供給のバランスが崩れて上昇してしまうでしょう。
いまでさえ上がっているのに…。
一刻も早く世界の平和が訪れることを切に願います。
ウクライナの方々のように命の危険はありませんが、商売上の不安な毎日が続いています。(文:ゴン)

私の従妹に生け花をやっている人がいます。
たまに、会社のエレベーターホールにお花を活けてくれます。
枝ぶりも見事で、水をこまめに替えることで長い期間楽しませてくれます。
お墓参りの時に立ち寄る花屋さんは、いつ行っても店が開いています。
ある時、「お休みはいつですか。」と聞いたところ、「元旦だけです。生き物を扱っているので、休めません。」との返事。
ビックリしました。
先日、「樹木の想い」という芥川賞作家の藤田宜永さんの本を読みました。
華道家のリクエストに応え、崖の上の花や、枝ぶりのよい木を所有者から買求め伐採し、花展にベストの状態で提供する花材屋(かざいや)の物語です。
一度は刈り取った花や木々を、花材屋、花屋さん、華道家さんにより、生け花として見事に楽しませてくれます。
勉強になります。(文:Akio)

それは忘れもしない今年の4月23日土曜日。
自宅でいつもどおりにNHKの正午のニュースを見ながら昼飯を食べていたときのことでした。
今までならニュースのあとは、「生活笑百貨」という番組が始まり笑いこけるというパターンだったのですが、残念ながら長く続いたこの番組も3月で終わってしまったのです。
始まったのは1985年4月という、ナント私のサラリーマン人生の始まりと同じ時期。
非常に親しみを感じていた番組でしたので、37年の歴史に幕が下ろされると発表されたときはガックリきました。
で、そのあと始まった番組が「探検ファクトリー」なる中川家がいろいろな工場を探検してまわるという内容で、この日は東大阪の段ボール工場を訪れておりました。
段ボールと言えば、真っ先に浮かぶのは梱包材として使うということだと思いますが、そのスバラシイ強度を生かし、今やいろいろなモノが段ボールで作られていることを紹介しておりました。
その工場には、さらに自社で特別に強度を増した段ボールを使ったベッドや家具、おもちゃの素材などいろいろなモノが展示されておりました。
本当にスバラシイ商品の数々で思わず「いいなぁ〜」とつぶやいておりました。
と、突然、その作り方の説明が始まり、「この抜型で段ボールを抜きます」という言葉と同時に「段ボール用の抜型」が数秒間テレビ画面を占拠したのです。
合板の上に刃物や罫線、カラフルなゴムが立ち並び、それはそれは非常に美しく、私は「いやいやいやいや、うぉーマジかー」という言葉とともに大興奮してしまいました。
「抜型」をご存じない方には、なんのこっちゃ?って感じでしょうが、37年間この合板にたずさわってきた私にとっては一瞬でしたが、それはとてもとてもウレシイひと時でした。
礼二クンが、抜いた段ボールのカスの部分を「おお〜気持ちいい〜」と言いながらペンで突き落としていたのが、印象的でした。
「抜型」がNHKのテレビで映されたことが過去にあったでしょうか?
おそらくないと思います。
非常にニッチである抜型業界が堂々のメジャーデビューしたのです。
NHKに映ったあの合板が、実は弊社特製の合板だったのです。(文:正さん)

東京都木材団体連合会から事業者認定書が送られてきました。
合法性・持続可能性の証明に係る事業者認定です。
この他、材木屋は行政に業者登録する必要ないと思っていたのですが、相当古い「木材業者登録証」を発見しました。
東京都が発行したもののようです。
裏面は…
昭和23年ですね。
登録番号は3372番。
通し番号かどうか分かりませんが、当時は相当材木屋の数があったと思われます。
今はかなり数が減っています。
減る一方で、新たな起業なんて聞いたことがありません。
東京都内だと500社に満たないのではないでしょうか?

当時はまだ法人になっていなかったのですね。
登録取り消しに関する注意事項がずらずらっと書かれていますが、その中に面白い一文が…。
「正当の理由がないのに需要者に対し木材の販売を拒否したとき」
当時は業者がお客様を選ぶほど売れていた時代だったと聞きます。
すごい時代です。
でも待てよ…。
コロナから始まったウッドショックとロシアのウクライナ侵攻により、木材が高騰し、品薄状態が続いています。
実際に現在はお得意様以外の方々にはお売りできるほど在庫がないのです。
ある意味、業者がお客様を選ぶ現象が起きています。
歴史は必ず繰り返します。
過去に学んで将来に備える。
考えさせられる昨今です。(文:木材バカ四代)

先日、お世話になっている某会社社長のところに訪問したところ、「うちの山で収穫したこれをくりすけさんにあげるよ」と言って、仕事場の奥から持ってきていただいたのは…。
柑橘系の爽やかな匂いとともに、デコポン2個と、20センチは超える、見たことのない大きな柚みたいなもの。
その大きい柚みたいなものは、晩白柚(ばんぺいゆ)と言われるフルーツ。
初めて知りました。
「実家の九州からふたつ晩白柚の苗の木を持ってきて、1本は今年ちゃんと実をつけてくれた。これだけ実が大きいとミカンの木を荒らすサルでさえ持って行かないよ(笑)」と某会社社長。
私は晩白柚のことに非常に興味を持ったので、早速調べてみました。
晩白柚とは、世界最大級の柑橘類で、苦みが少なく香りの強いフルーツとのこと。
生産の97%が熊本で生産されており、私みたいな関東の人間にはあまり知られていないかもしれません。
カボチャくらいの大きさがあるにも関わらず、畑で栽培されるのではなくて、ミカンの木みたいに、1本の木から収穫されるのが凄いですね。
ありがたくいただいた高級なフルーツの晩白柚。
まだ食べずにしばらくは部屋に置いて、爽やかな香りを楽しみたいと思います。(文:くりすけ)

数え年で7年に一度に行われる諏訪大社御柱祭が、4/2から始まっています。
ただ今回は異例の開催になっているようです。
1200年の歴史ではじめて、人力による曳航を中止して、トレーラーで運搬したことをはじめ、有名な「木落し」や「川越え」も取りやめたそうです。
御柱を雪解け水で清める川越えは、ポンプで川の水をくみ上げて橋の上で放水している映像がニュースで流れていました。
往年の川越えと比べると、熱気に欠ける寂しい様子に見えました。
新型コロナウィルスの感染再拡大がささやかれはじめてもおり、仕方ないのかもしれませんが。
5月初旬に行われる「里曳き」は、いつも通りにやりたいという実行委員会のかたのコメントもありました。
それまでに感染状況が落ち着くことを願ってやみません。(文:ドサンコ)
参考
諏訪市観光ガイド FNNプライムオンライン 毎日新聞

シナポプラ合板をご購入いただいたボルダリングジムにお邪魔しました。
当初はラワン合板をご検討されていましたが、ウッドショックの影響で品薄で価格も高騰していたので、当店のシナポプラ合板をおススメしました。
ボルダリングの壁を何か所か貼り替えるため、休業し殆ど一人で作業されたとのこと。
完成した壁を見たくて納品した数週間後に再びお伺いした次第です。
写真を見ていただければ一目瞭然ですが、ジムに入ってすぐ、前より明るくなったのを感じました。
店の人に「明るくなりましたね」と声をかけると嬉しそうに「そうでしょ」と。
「ラワン合板より扱いやすく、作業もはかどり合板も綺麗でおススメしてもらって良かったです」と言って下さいました。
ご購入いただいたシナポプラ合板はアウトレット品だったのですが、「今後も購入したいけど無くなってしまうよね」と尋ねられました。
「アウトレット品は無くなってしまうかもしれませんが、通常品は常時ありますよ」とお答えしました。
壁に登らせていただこうかと思ったのですが、年齢のせいか肩が痛く上がらないし、指先も痺れがあるので止めておきました。
店の人いわく、ボルダリングを始めれば上がらない肩が上がるようになると…。
体のためにも始めてみようかと一瞬だけ考えましたが、すぐに頭の中で打ち消しました(汗)。(文:兄貴6)

昨年末見ていたTV番組で、鳥取県林業担い手育成財団が主催するチェーンソーの技術を競う全国大会「伐木チャンピオンシップin鳥取」を紹介していました。
ご存じの通り、近年の林業は働く人の高齢化が大きな課題になっており、この団体では新たな人材の育成に注力しています。
鳥取への移住者も含め若い世代の林業従事者が徐々に増え、女性従事者も加わり、作業ウェアや機械も進歩しています。
また森林整備が急がれているので機械化が加速。
当然重機を運転するオペレーターが必要になってきているので、その為の次世代の林業を担う若い人材の育成が急務なんだとか。
紹介していた大会の一競技は、6mの丸太に差し込まれた30本の枝を切り払うというもの。
どの選手も共通のパターンで枝払いを競います。
枝払いの跡が5mm以上残ったり、丸太に深さ5mm以上または長さ35cm以上の傷がつくと減点の対象となり、また、チェンソーのバーが立ち位置にある時に歩いた場合も減点。
スピードと安全性、正確性が求められる競技なのです。
素早くチェンソーで切っていく場面は不器用な私にしてみると、恐ろしい&怖過ぎて目を覆いたくなる映像でした。
と、同時に心強くたのもしい明日の林業を背負って立つ若者の姿に感動したのも事実です。
新たな感性でスポーツやゲームのように林業の技術を磨く若い世代のバックアップに全力であたっている、鳥取県林業担い手育成財団の方々にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
驚いたのは昔の林業の服装と近年ではまったく違っていて、地球防衛軍(笑)やレスキュー隊かのようにウェアやヘルメットなどめちゃカッコよくなっていること!
近い将来、林業が人気職業にランクアップしてもらえる事を心から祈っています\(^o^)/ (文:まるこんぶ)

先日民放テレビで放送された「木のストロー」という番組をご覧になられましたか?
環境問題に敏感な方なら、題名でピンと感じるものがあると思います。
内容は住宅販売会社の女性社員が、山のごみ拾いのボランティア活動の際に環境ジャーナリストと知り合い、間伐が適切に行われず山の水源かん養機能が低下している事実を知ったことから、間伐材で木のストローを試行錯誤しながら開発していくという物語でした。
近年海洋におけるマイクロプラスチック問題が叫ばれ、廃プラスチックが世間でも話題になっていますね。
レジ袋もほとんどの所で有料になりましたし…。
スターバックスが店舗内でのプラスチック蓋を廃止の方向だというニュースもありましたし…。
4月からはプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律も施行されますね。
環境問題が徐々に大きくなっていることを感じます。
さて、話を戻して木のストローが気になった私は早速購入してみました。
プラスチックのストローより口に触る感覚が柔らかく高級感もあり、地球にやさしいことをしているなあと自己満足しながら、普段飲まないジュースをおいしくいただきました。
飲食店でも多く採用してもらえると良いですね。
一人一人の小さな努力が実を結んで地球環境が改善されるとよいですね。(文:ゴン)

この冬、10年程前に買った卵型薪ストーブを引っ張り出しました。
ずっと使用していなかったので、よく見ると底に小さな穴が何個か開いていました。
会社にあった不燃材料のケイカル板の端材を底に敷き、火を燃やして見ましたが、ケイカルがボロボロになり粉になっていました。
不燃材料といっても、燃えないのではなく20分間発火しない材料なのです。
一時間以上、燃やし続けたのですから形は変わってしまいます。
卵型薪ストーブの着火方法は、一番下によく乾燥した太い薪を置き、段々と細い薪を風通し良く組みます。
一番上にカンナ屑・新聞紙等に火を点け、通気口を全開にしておきます。
煙突からは最初は白い煙が出てきますが、次第にゆらゆらと透明になります。
薪がオレンジ色になったら太い薪を追加でくべても大丈夫。
会社にある残材のOSBやMDFなど、製造時に接着剤を使用している木質材料は、黒煙が多く出てニオイもあり、良くありません。
薪ストーブには無垢材が一番です。
庭先に薪ストーブで暖を取りながら、沸かしたお湯で珈琲を飲む。
至福の時です。
段々と季節も暖かくなり、薪ストーブの出番が少なくなってきました。
メンテナンスをして、来シーズンに備えたいと思います。(文:Akio)

いや、しかし、まだまだ建設ラッシュが続いていますね、マンションの。
自宅のまわり半径100メートル以内のところに、この3年ほどで5棟出来上がり、現在建設中の物件が3棟あります。
私が買った20年前と比べると価格も倍近くなっているというのに、一体どんな人が購入しているのか不思議でたまりません。
ま、そんな貧乏人のやっかみは置いておくとして…。
以前ご紹介したCLTが最近、そんなマンションなどの高層建築物に使用されはじめているというテレビ番組が、昨年末NHKで放送されました。
ご覧になったかたもおられると思います。
東急電鉄の駅舎の建て替えに使われて、一躍注目を浴びましたよね。
そんなCLTは海外などでは、もうすでに18階建てのホテルなども造られているそうですが、日本ではこの数年ようやく公共施設などを中心に広がってきはじめたようです。
そしてとうとう昨年、東京は神田に外も中も木材だらけの14階建ての高層マンションが出来上がったそうです。
特に高層階の12〜14階は室内にCLT耐震壁や、3層からなり真ん中には石膏が使用されている「燃エンウッド」なる耐火集成材が使用されており、耐火耐震性能も非常にすぐれているそうです。
住民のかたも、バンバン壁をぶったたきながら「木がスゴイんですよ、これ」と、それはそれは満足感たっぷりにコメントされておりました。
ただ、残念なことにコストは鉄より2割ほどあがってしまうそうです。
でも、昨今の脱炭素ブームの動きに企業も脱プラやCO2削減を看板にあげ目指していくという社会の大きな流れに乗って増えていきそうだと、東大教授もおっしゃっておりました。
事実、大手家電メーカーの設計の担当者が木材を家電製品のプラスチックの代替えとして使うことを真剣に検討していると言って東京都の木材情報館に来ておりました。
近い将来、木製の冷蔵庫や洗濯機が店頭に並ぶことになるのでしょうか?
そろそろ冷蔵庫を買い替えようかと考えていましたが、それまで待つことにしよっと。 (文:正さん)

カリカチュアジャパンさんのYouTubeをご覧ください。
佐久間木材のシャッターに絵を描いていただいた4日間の様子をまとめて面白く編集してあります。
カリカチュアジャパンさんは、元気で素敵な会社です。
浅草が誇る夢のある会社です。
代表のkageさんをはじめ、アーティストのメンバーもとてもいい!
できればこの4日間、絵を描いている様子を、酒でも飲みながら傍でずっと鑑賞していたかったのですが、体調不良のためそれは断念。
それでもちょくちょく覗きに行くと、元気に明るく楽しそうに描いてくれていました。
寒い中、日が沈んでも、雨が降っても描いてくれていました。
うちの会社は創業115年ですが、現在使っている事務所と倉庫は築50年の古いビル。
ビルが古くなると、薄汚れてなんだか殺風景で寂しい空間になってきますよね。
それが気になっていました。
巨大なシャッターを閉めると、より一層殺風景になります。
そこで、絵を描いていただくことにしたのです。
コロナ禍で世の中暗くなっていますしね。
町が少しでも明るく楽しい雰囲気になってほしい。
そんな気持ちです。
右端が私、四代目です。
似てるって評判ですが、こんなに目が垂れてますか?(苦笑)。
左端が初代ですが、私は会ったことがありません。
唯一ある一枚の写真から描いてもらいました。
実は私、三代目ともほぼ一緒に働いたことがありません。
つまり、どの代とも一緒に働いたことがないので、このような絵で四人が同じ木材を担いでいると感慨深いです。
佐久間木材というバトンを確かに受け継いでいるんだなと実感します。
つながりを感じて温かい気持ちになりますし、身が引き締まる気持ちにもなります。
佐久間木材、平日8時から17時までが営業時間です。
ぜひ営業時間中に木材を買いに来てほしいのですが…。
閉店後、シャッターが閉まった後の絵も見に来てください(笑)!(文:木材バカ四代)

まん延防止等重点措置のさいたま市に住んでいる私は、週末は自宅で過ごすことが多くなっています。
埼玉生態系保護協会に入っている友人の強いお勧めで、2014年の映画ですが「wood job(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜」という映画を観ました。
今はスマホのアプリで、レンタルビデオ店の現在の在庫状況がわかり、ピンポイントですぐに借りに行けるので非常に便利です。
率直に映画の感想を言うと、非常に良い映画でした。
映画が始まってすぐに内容に引き込まれました。
あのスタジオジブリの宮崎駿監督が絶賛したとおり、原作の小説が秀逸なのと、脚本も書いている矢口監督の表現力も素晴らしいのでしょうね。
2時間があっという間でした。
都会に住む高卒の男子主人公が、ひょんなことから山奥の村で林業を学んでいくお話。
現在の日本の林業の問題を説明臭くしないで、コメディタッチでさりげなくわかりやすく表現していて、非常に考えさせてくれる作品。
木材にかかわる仕事をしている私は、日々林業の方に感謝している毎日ですが、さらにその思いは強くなりますね。
良い映画に巡り合えて良かったです。
まだご覧になってない方はぜひご覧ください。(文:くりすけ)

バレンタインデーが今年もやってきました。
最近は、友達同士や自分自身にチョコレートを贈るようになっていますね。
甘いもの好きの自分としては、おいしそうなチョコ(最近はショコラというんでしょうか?)がたくさん目にできるので嬉しいです。
チョコレートの原料であるカカオ豆は、カカオの木から取れます。
カカオの木は、非常に育てるのが難しい木です。
平均気温27度以上で年間を通じて上下の気温差が少なく、高温多湿で水はけがよく、風よけや日除けための樹木が近くに必要になります。
さらには、一本の木にから取れる実は、開花した花のうち1/100の確率でしかなく、ほとんど実を結ばないそうです。
これらの条件をクリアできるのは、赤道を挟んで南北緯20度以内の狭い地域しかなく、西アフリカや東南アジア、南米でそのほとんどが生産されています。
そんな中、日本で生産するのが非常に難しいにもかかわらず、東京都小笠原でカカオの栽培に成功した農家さんがおり、そのカカオ豆を使ったチョコを販売してらっしゃるメーカーさんもおられるようです。
機会があったら、ぜひ食べてみたいです。(文:ドサンコ)
参考
平凡社大百科事典 森永乳業 朝日新聞 平塚製菓

2年前、コロナ禍でみなさん苦しんでいる中、木の香りで癒していただこうと、鉋屑を無料でお配りしました。
その時、会社のみんなで鉋屑の使い道がもっとあるのではないかと考えまたことがありました。
最近では木のストローに使われたりもしている鉋屑ですが、切り絵の材料としても活用されています。
まず、アイロンで皺を伸ばし、オイルを塗って柔らかくし、貼り付けます。
絵の中に木目があり、独特な風合いがでます。
掛軸のように飾るのも良いと思います。
また、欄間の代わりにもなると思います。
その他、こんな使い道はいかがでしょう。
鉋屑の温泉と題し、掘りごたつのように足を入れる場所を作り、ふんだんに鉋屑を入れ、足湯のように木の温もりを楽しむ…。
素足で鉋屑に触れるとどんな感じなのか、試してみたいです。
ほとんどゴミとして処分されてしまっている鉋屑たち。
再利用してもらえれば喜んでくれるはず!
まだまだ色々な使い道が必ずあると思います。
私も新たな使い道がないか模索していきたいと思います。(文:兄貴6)

我が家に夫が大事に育てている小さな蝋梅(ロウバイ)があります。
4年程前、法人会の税金クイズツアー(日帰りバス旅行)に参加し、埼玉・秩父宝登山山頂にある宝登山ロウバイ園に訪れた際、一緒に参加した桐箱屋の奥さんが、蝋梅の種を拾って植えてみると芽が出て花が咲きますよ、と教えてくれました。
蝋梅はロウバイ科の2〜4mほどになる落葉低木です。
別名の唐梅(カラウメ)とも呼ばれ、その名の通り中国原産の樹木です。
蝋梅は12月から2月にかけて、蝋でできたような黄色の甘い香りのかわいい花を咲かせます。
実際、桐箱屋さんの家の前には、なかなか立派に育った蝋梅が3本あり、毎年見に行かせてもらっていますが、どれも秩父から拾ってきた種で育てたものだといいます。
夫はそれまで植物に全然興味が無かったのに、ロウバイなのでROOVY(ローヴィ)という愛称まで付け、せっせと世話をしていました。
宝登山でいくつか拾ってきた種の1つが芽吹いたので大事に大事に育てていましたが、初代ROOVYは2018年9月に来た台風24号の塩害であえなく枯れてしまいました。
2代目ROOVYは、2020年にできた桐箱屋さんの蝋梅の種を分けてもらい、写真の通り40cm位まで大きくなりました。
そんなROOVYの葉は年を越しても落ちずに全部着いていましたが、この寒さや風によって徐々に葉が落ち、ついに残り1枚に…。
たまにしか世話をしない私も少し悲しい気持ちになり、夫に「ROOVYの葉っぱがあと1枚になっちゃったね」と話すと、
「兼好法師『徒然草』第155段の一節「木の葉の落つるも、先づ落ちて芽ぐむにはあらず。下よりきざしつはるに堪えずして落ちるなり」という事があるから、安心してていいんだよ」と言われました。
どんな意味があるのか聞くと、
「木の葉の落ちるのも、まず落ちて芽が出てくるのではない。内部から芽吹くのに押されて、古い葉が落ちるのである。変化を迎える気というものは、内部で準備しているのだから、変化を待ち受ける手順はたいへん速い」ということなんだとか。
なるほど、新しい芽が古い葉を押して落とすのなら芽吹きも近いんだな、とホッとしました。
蝋梅は種から育てると花が咲くまでに5〜7年かかるとのこと、あの甘い香りが我が家で嗅げるのは、まだまだ先のお話…(^_^;)。
近い将来ROOVYの花が咲いたらここでご報告したい、と今からから考えています!(文:まるこんぶ)

巷では新型コロナオミクロン株が猛威をふるい、感染が爆発してしまっていますね。
出口のわからない目に見えないウイルスとの戦いで、日々の生活もテンションが上がらずにブルーな気持ちで過ごしている毎日です。
その影響もあり、私たちの仕事も出口の見えない状況が続き日々ブルーな気持ちになります。
それはウッドショックです。
ウッドショックについては弊社ユーチューブにて解説もされています。
合板がなかなか入荷してきません。
また、入荷してもそのたびに値段が上昇しています。
こんな状態はこの業界で仕事をしていて初めての経験で、お客様への対応に四苦八苦しております。
ご存じのように、合板は丸太をかつら剥きのように薄切りした単板を、繊維が交差するように接着剤で重ね合わせてつくられています。
現在、輸入合板がなかなか入って来ないので、代替えで国産合板にシフトしていますが、丸太の取り合いになっています。
ある情報によると11月の「杉中丸太」の価格は前年同月比3割増し。
国産針葉樹構造用合板は前年同月比5割増しです。
生活に関するもの様々値上げでいっぱいですが、一日でも早くコロナが収束して、価格も落ち着いた生活を取り戻したいと切に願っています。(文:ゴン)

昨年の10月、久しぶりに北海道へ行って来ました。
第55回木材産業振興大会にて、長年の組合活動に対して表彰され、その式典に参加する為です。
コロナ禍で中止になるかと思いましたが、第5波も落ち着きはじめていたのでなんとか開催されました。
全国から300名の参加者で、「伐って、使って、植えて、育てる」という資源の循環利用の確立が重要と宣言されました。
大会中、北海道木材業皆様の熱意・活気を感じられ、私も頑張ろうと思いました。
大会後、以前から興味があった白老町のウポポイ(アイヌをテーマにした国立博物館と共生象徴空間)に行きたく、延泊をしました。
苫小牧の旅館を予約。
三食(北海道は白米が美味い)・大浴場・個室で7300円。
職人さんの利用が多く、全室喫煙OKで、常に満室状態。
移動はJRを予定していましたが、千歳〜札幌は快速が10分間隔で動いていますが、千歳〜白老は特急が1時間に1本。(各駅は日中2時間に1本)
そこでレンタカーを探したところ、ありました安いのが。
1日2300円。
ちょっと心配なので保険を追加しました。(1000円)
車はトヨタの商用車(ライトバン)で走行距離150000キロ。
返却後の空港までの送迎車の運転手さんに「すごいですね。150000キロも走って、そろそろ廃車ですか」と聞いたところ、「150000キロはまだ新しいです。350000キロは走ります。うちは同型のトヨタの中古車を買い、廃車後も部品取りをします。」との返事。
需要を見極め、適切なサービスを提供する、勉強になります。(文:Akio)

こんな時期に何とも不謹慎かもしれませんが、先日そう言いたくなるようなスバラシイ光景を目の当たりにしたのです。
昨年の春頃から、毎月のように「共芯合板」をお買い上げいただいているお客様がいらっしゃるのですが、その用途が車の内装にお使いいただいているということでした。
「それは珍しいな。チャンスがあれば、一度見てみたい」と思っていたところ、年末に訪問する機会が訪れました。
その会社さんは東京都世田谷区のちょいと先、狛江市にあり、キャンピングカーのレンタル、販売もされておられます。
ナビに導かれ大きな工場に到着すると、そこには「わ」ナンバーの大小のワゴン車がずらり。
さらに奥にはまだナンバーがついていない内装製作中のワゴン車が数台置かれておりました。
挨拶もそこそこに早速、中を見せていただくと「おおおー」と、しばらく言葉を発するのを忘れて見入ってしまいました。
そこは見事なまでに全面「木」が使用されておりました。
ムクの木材で天井がはりめぐらされ、まわりの収納式のテーブルや引き出しラックなどは「共芯合板」がバッチリとその美しい輝きをはなっておりました。
「いや〜いいですね〜」の連呼でした。
昨今のコロナ禍で、レンタルは伸び悩んでいるようですが、逆に販売のほうは徐々に増えてきているそうです。
調子に乗った私は、「私にも1台お願いします!」。
しかしお値段を聞いて「あ、ムリか…」。
でも、レンタルくらいなら私でもできるぞ。
ぜひ、このウチの共芯合板を使ったクルマでキャンプに行きたいものだ。
と、強く思いながら帰路に着いたのでした。(文:正さん)

新年あけましておめでとうございます。
令和四年、2022年の始まりです。
去年の佐久間木材のテーマは…
「そもそもは、ない」でした。
一年前は今以上にコロナで不安な毎日でした。
「ない」は不安だけど、そもそも「ない」のです。
世の中「不安」なことだらけ。
不安でない日なんて一日もない。
もうあきらめるしかない。
そもそもないのであれば、今を感謝することもできるし、今の苦労も大したことなく思えるし、今後をポジティブにとらえることもできる。
そして人は不安と向き合ったとき、必ず成長するものです。
今年の佐久間木材のテーマは…
「木のため 世のため 人のため 他人のやらないことをやる」
商売の基本は、人の役に立つこと。
しかも、人がやらないことやできないことを代わりにやってあげること。
そこに価値が生まれる。
誰にでもできることをやっていても、それは価値がない…とは言わないけど、低い。
日々の仕事の中でも、私にしかできないことは何か…を常に考えること。
そういう気持ちで今年一年やっていきます。
よろしくお願いします!(文:木材バカ四代)

先日実家に顔を出したら、同じく偶然顔を出していた姉の家族とバッタリ会いました。
コロナの影響もあって、直接会ったのは2年ぶりでした。
姉には娘がいるのですが、もう来月には高校受験だそうです。
プレッシャーにもコロナウィルスにも負けず頑張って欲しいですね。
さて、受験といえば鉛筆。
小中学生は「はね」「とめ」「はらい」といった書き方の基本を身に着けやすくするために、鉛筆を使うように文部科学省が推進しています。
鉛筆の木の部分の木の材質は、「インセンスシダー」というヒノキ科の木だそうです。
インセンスシダーの木は植林を行って十分に管理されている木の一つで、柔らかい材質の為、建築の材料には不向きでほぼほぼ用途は鉛筆だけだそうです。
ヒノキ科の木ですので鉛筆を削った時にでる独特良い香りが、勉強にリラックス効果が生まれ良い効果があるかもしれませんね。
思い出せば、私が小学校の時の恩師に、「鉛筆のような人間になりなさい。しっかりと芯をもって周りに木(気)を使うのですよ」と言われました。
30年前に言われたことをまだ覚えているのですから、よほどこの言葉が私の心に刺さったのでしょう。
ちゃんと実践できているかは聞かないでください(笑)(文:くりすけ)